先日、
液晶絵画を見てきた。
私が行った日は入場料が無料だったからだと思いますが、人が多かったと思います。
内容は文字通り液晶の絵画。液晶だけに動いたりしてます。映像ですね。
私が特に面白くてゆっくり見てたのはドミニク・レイマンという方の「Yo Lo Vi」という作品。"Yo Lo Vi"ってのは"私はそれを見た"って意味らしいです。
その液層絵画は見る人も絵画の一部になる作品でした。
どいうことかというとですね、上にカメラが有り、見てる人を撮影してそれを映し出すという物。ただし、見てる人の映像はリアルタイムで映し出されるのではなく、少し遅れて映し出されます。
見てる自分の少し前の姿を見せられる感覚が面白かったですね。
更には、すこし離れて「Yo Lo Vi」を見るのも面白かった。
子供さんが自分が映ってる事に気づいて、はしゃいでる内に、時差がある事に気づいて、余計に面白がって自分の姿を確認しながら飛び跳ねたりして、そうすると周りの大人も地味に動いてちょっと前の自分を見てたのが、すこし動きも大きくなってなんか、より楽しそうにしててよかった。
それに、この絵?はゴヤの異端審問裁判に想を得たとかで、後ろ手に縛られて覆面で視界も遮られている人の姿があって、その人の前に対面する形で映り込むので、一応、きゃっきゃ言って見る事が相応しい雰囲気ではないけど、そんなのお構いなしに見てる様が、また変な感じで良かったですね。所詮、人ごと?自分の事で精一杯?
他には、私が行った日は森村泰昌さんの所が人気で軽く入場制限してて、なかなか見られなかったです。ここでは今シャープのCMでやってる
AQUOS「フィルメール」篇の様な物が見られます。同時に色んな視点を見てる様で、おまけにアトリエも作り込まれてるから、机の上やら下に乱雑に置かれてある本を見ると、ドラえもんなんかがあって、なんでドラえもんやねん!って感じで人がいなかったらなんかニヤついてしまいそう。
やなぎみわさんの女の子達がタロットカードをしつつ、けんかしている様で、1人はお面かなんか付けてるのか、よく分かりませんでいしたが、「Fortunetelling」ってのは延々見てしまいそうでした。
千住博さんの「水の森」という動く日本画を屏風に見立てた液晶で見せてるものや、鷹野隆大さんの「電動ぱらぱら」というどんどん服を脱いでいく人の姿のパーツを組み合わせて見せつつ、1カ所見てる人の顔が映る様になってるものなんかもありました。サム・テイラー=ウッドの「スティル・ライフ」「リトル・デス」という静物画で動く訳ではないけど、しっかり腐っていく物なんか、皆さん一所懸命見てる様でそれも面白かったかな。
液晶絵画以外にも"コレクション1"というものもあります。
路線図の年表みたいな物や、「何もすることがない」だったか、その言葉ばかりを一面に彫ってる物だとか、
マルセル・デュシャンの「L.H.O.O.Q.」ってモナリザの模写に髭を描いた奴だとか。
ベビーカーに乗せられてる様な子供も「これ面白いねー」なんてそう思って言ってんのか分かりませんが、誰でも楽しめると思うので良かったら行ってみたら良いと思いますね。
現代芸術なんて何も知らない私も楽しめましたし。
液晶絵画は
国立国際美術館で6月15日までやってます。