「共感覚」を知っていますか?
昨日に引き続き机の片付けをしていたら,
懐かしい雑誌のコピーが出てきました.
日経サイエンス2003年8月号に掲載された
「数字に色を見る人たち 共感覚から脳を探る」
という記事です.
私の研究に直接関係は無いのですが,
とても興味深かったので,コピーして手元に置いておいたのです.
(興味深いと言う割には今まで忘れていましたが…)
「共感覚」とは,視覚,聴覚,触覚,味覚などの感覚が
2つ以上混ざり合ってしまうことを言うそうです.
例えば,ピアノでドを弾くと青い色が見えるとか,
丸い形を見ると苦い味がするとか,
5は緑に,2は赤に見えるとか.
こうした「共感覚」を持つ人は200人に1人くらい存在するらしく,
一番多いのは,数や音程が色を喚起するタイプだそうです.
「共感覚」が存在するということは古くから指摘されていたのですが,
(1880年にすでにNatureで発表されていた)
長い間それを真剣に調べようとする人がいなかったそうです.
ちょっと信じがたい現象なだけに,
インチキだ,薬による幻覚だ,などと相手にしない人が多かったようです.
実験的に調べられ始めたのは,ごく最近の1999年.
実験には,こんな図が使われました.
沢山の「5」にいくつか「2」が混ざっています.
普通の人だと「2」を見つけ出すのに少し時間がかかるのですが,
共感覚を持つ人だと2と5の色が違って見えるので,
この図を見た瞬間,すぐに「2」を見つけ出すことができるそうです.
これで,共感覚ってほんとにあるんだ!ってことが証明されたワケです.
私はこの記事で初めて「共感覚」ってものを知ったのですが,
200人に1人って,けっこう多いと思いませんか?
実は私の周りにも共感覚を持つ人がいるのかも?
…と,いちいちこうやって出てきた雑誌やら本やらを
読んだりしてるので,机の片付けが進まないのです.
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コメント
持ってま〜す
すいません、たぶん私共感覚持ってます。
おぼろげなんですが、確かに「5」は緑〜青、「2」は赤紫に見えます。
アルファベットもあります。
Aは赤、Bはオレンジ、Cは水色、Dは緑、Eは黄色…
音もあります。
自分が楽器吹く時のイメージですが、B♭はオレンジ、Cは黒、Dは赤紫、Esは山吹色、Fは白…
曲もです。
ひどい時は楽譜が一面その色に見えます。
ジュビリー序曲は楽譜が黄緑色に見えてしょうがなかったです。
以前私も共感覚の話を読んだことがあったのですが、「え、普通じゃないの!?」と驚いて、今まであまり信じていませんでした。
でも見えない人もいるんですね。
私はそっちに「へぇ」と思ってしまいました。
すごっ!!
早くも一人見つかった!!
すごいよ!おーたけさん!
ジュビリーが黄緑色って,そりゃ眩しいですねぇ….
コ●ンの指揮も眩しかったけど,楽譜も眩しかったですねぇ….
あー,でもやっぱり共感覚ってあるんですね!
改めて実感しました.
私としては、多かれ少なかれ誰でも持っている感覚のような気がしてなりません。
というのは、例えばある曲を聴いて何かしらのイメージが湧いてくる、という事は誰でもありますよね?
わかりやすい例でいうと、木挽き歌の1楽章なんかはノコギリっぽいし、2楽章は盆踊りっぽい…みたいな。(まんまですけど)
そういうヤツの極端なだけって感じがします。
あんますごくないです。実は。
ジュビリーは今まででかなり強烈な方だったのですが、
指揮者のせいもあるかもしれませんね(笑)
そういえばウェルカムも激しかった…
名前…
名前入れ忘れました。
↑のコメントはおーたけです。
失礼しましたm(_ _)m
まさにそこがポイント☆
>多かれ少なかれ誰でも持っている感覚のような気がしてなりません
そう!そこがポイントなのです.
「誰でも,対象から何らかの「イメージ」を持つことはできるじゃないか.
共感覚者=イメージする力が豊かな人なんじゃないの?」
と考える人がたくさんいたのです.
そこで,共感覚者たちは「イメージ」しているのか,
それとも実際に「感覚」として体験しているのか,
ってのを調べてみよう!ってことになったのです.
わかりやすく言うと,例えば「赤とんぼ」を聞いている時に,
オレンジ色の情景をイメージしているのか,
それとも視覚系が実際に「オレンジ色」を処理しているのか,
どっちなんでしょう?って感じかな.
で,メインの記事に書いた数字探しみたいな実験をしたり,
脳の断層写真を撮って脳活動を調べてみたり,
とイロイロ実験してみた結果,
どうやら共感覚者は「イメージ」しているわけじゃないらしい,
ということがわかったそうです.
さっきの「赤とんぼ」に話を戻すと,
「夕焼けのオレンジ色が目に浮かぶ」
って聞いてる人が言ったとしても,その人が共感覚者じゃなければ,
実際にオレンジ色を処理している,という生体反応は見られないのです.
つまり,この場合の「オレンジ色」は,脳で作り出した「イメージ」なワケです.
しかし,共感覚者は実際にオレンジ色を「見ている」そうです.
色を処理する時に活動する脳部位が実際に活動するそうですよ.
というわけで,やっぱり「イメージ」とは違うみたいです.
「どうして共感覚が生じるのか」については
遺伝子が云々とか脳領域が云々とかイロイロ考えられているのですが,
私は専門家ではないので,これ以上はやめておきますね.
へぇ〜
なんか4,7系っぽい話ですね…
(ちなみに4系はオレンジ、7系は紫です)
うちの大学でそういう研究してる人とかいないんですかねぇ?
…いや、もしいたら
被験者のバイトでがっぽり儲けようとか…
…がめつくてすみません(_ _;)貧乏性なので…
でも実際、
「せっかく珍しい(らしい)ものを持ってるなら
有効活用できないものか」
と考えてみたのですが、
何っにも思いつかなかったんです。
そういうのに詳しい人がもし近くにいたら、
普通の人とどう違うのか(なんかもう「普通」がよくわかりません)、
何がいいのか、悪いのか、
うまい活用法がないものか、
いろいろ聞いてみたいです。
紫かぁ・・・
ふむふむ
ウチの大学で研究してるってのは聞いたことないなー.
日本の大学だと,名大,九州大,京大,電通大なんかで
行われているみたいですね.
被験者やって有効活用☆はいい考えだと思うけど,
ウチの大学にいる限りは無理かなぁ.
これから誰かが新たにテーマを立ち上げるなら話は別だけどね.
あ,「200人に1人」って書いたけど,
別の研究者は「2万5000人に1人」と言ってるらしいです.
だとしたらますます貴重な存在ですね!
ちなみに,共感覚を持つ人には芸術家が多いらしいです.
ので,おーたけが持ってるのは納得いきます.
>ウチヤマくん
4系はオレンジで嬉しいです.
「10万人に1人」という説もありますよ。
共感覚は感覚だから何十年後に同じテストをしたとしても呼び起こされる色などは全く変わらないそうです。
10万人に1人ですか。
いろいろな説があるのですね。
コメントいただいたことで久しぶりに
この記事を読んだのですが、
あー、私、2年前は視覚の研究してたんだなーと、
懐かしくなりました。
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