GOD’S 新藤酒店 Blog

渋谷宇田川暗渠にあるお酒と音楽、ファッション、写真等のコンテンツを愉しむ店、「GOD'S 新藤酒店」のブログです

7月のお休みは日曜日と、20日(月曜日 海の日)です。宜しくお願い致します。

色に親しむ

僕は、子供の頃から母親に、3色以上の色を洋服(上着・シャツ・セーター・
パンツ)等に入れると、必ず注意されたものであった。

「ゴジャゴジャ色を入れたらあかんでぇ〜、どの色をキーにするのか、
それとも全体を、着物みたいにトーンonトーンの組み合わせにするか、
相反する色の組み合わせにするか?どっちにしても、色を仰山入れるのは、
西欧人(白人)の配色の組み合わせにあれへんのやでぇ。」でした。

母の世代は、やはりカトリーヌ・ドヌーブさん世代で、特にフランス人の着こなし術や、
イタリアのソフィア・ローレンさんの洋雑誌を切り抜いた、ファッションの良き世代でした。

その教えが子供の頃から現在まで、ず〜っと組み合わせてきた僕の配色のテーマで、
柄のシャツや柄のセーターを着る事が少なく、上下の組み合わせは単色と単色の
組み合わせが基本となるのでした。中学1〜高校1年のヤンキー時代を除きですが......

五感の内で、視覚は87%といふ大部分を占め、人間の感覚の殆どが、
目で見た情報により、相手やモノに対しての好印象なり、まぁまぁなり、
悪印象なりの選択がされていると云っても過言はありません。
その殆どが経験によることで、美しい配色法は、子供の頃から美しいものを
沢山見たり、観たりする体験をしなければ見につきません。
それは、家や両親、祖父母、兄弟によって異なるでしょうが、景色・植物・動物・
絵画・ポスター・洋服・車のどれをとっても色があり、それに対する感じる心が大切と
されます。

色といふのは、人、インテリア、建築物、景色(万物自然)、美術、草木、花、
ファッション、映画、電化製品、車と、目に見えるもの全てに存在しているのですから、
人間の目がカラーでは無かったら、これはつまらないものでしたネ。

以前、ミラノに行った時に最初に感じたのが、建築物の統一感と、路の色の優しさ、
光の美しさでした。特にミラノの微妙に違う壁面の色や、その壁面のトーンが調和し、
更には面(つら)の合ったビルやアパートメント、劇場やブティック、大聖堂が、夫々混在
しながらも共存していると言ふことで、色の美が完成されている事でした。
街を歩く人々も、流石イタリアらしく、老若男女に関わらず、色の組み合わせが自然で、
お洒落ではない人も、環境の中で色の感覚がいつの間にかそなわっているのだろうと
思った。

欧米人は、夫々独自の色彩文化の伝統をつくり上げてきたが、色の扱い方や意味、
価値観などがいずれも違っているように見えるのが面白く、例えば英国人とイタリア人、
ドイツ人は、同じ西欧人ではありながら、国民性の違いなどもあり、色に対しての美意識が
違うといふこともまた認めざるを得ない事実で、生活の中や国民性も、夫々の美しい色に
おおわれているのです。

ここ日本も、平安・鎌倉時代の京の都の色の美しさは、素晴らしいものであったそうで、
東京の街の色や、大阪の街の色、京都、横浜、札幌、名古屋、神戸と、夫々の都市の
色も大きく異なります。元洋服屋の見解として、東京は、北海道・東北・北関東のカラーが
比較的強く、ブルーの色素が多く、西欧的で落ち着いた色が好まれ、それに比べ大阪は、
イエローとブルーのミックス的な混合色が、どこか派手な印象を持たれるのかも知れません。
因みに、京都は東京に似て非なるブルー色素で、名古屋は大阪に近いミックス的な混合色
です。更に、沖縄は完全なるイエロー色素です。

色は日本的に言ふと、必ず青(ブルー)の色素と、黄(イエロー)の色素に分かれます。

ファッションを取り扱う上で重要なのは、その都市と人のメインカラーを認識しなければ、
サンプリング〜ブッキング〜商売が出来ないのです。先ずは人間がつくる個性で街や
都市が生まれ、その都市のカラーも生まれ、売れるもの売れないものの色が明確に
あらわれます。これはどの国も北と南では多少の違いはあり、特にイタリアでは、北と南
では大きく異なると思う。

人間の、主要な色知覚に対応すると考えられる、6つのカラーの分類としてあげられ、
赤(レッド)・黄(イエロー)・緑(グリーン)・青(ブルー)・白(ホワイト)・黒(ブラック)の
色名があげられ、それに加えて、その中間色のオレンジ・ピンク・パープル・ブラウン・
グレイがあげられます。

さて、色のコーディネイトは、洋服を着る上で最も重要な事で、このプラスマイナスの
足し算、引き算は、簡単に出来るものではない感性で、大人に近づくにつれ、
理論的かつ倫理観的色彩感覚も、後の努力次第で備わってきます。

先ず、自分の肌の色、黒髪の分量や、目(白×黒)のバランスを知る事が重要で、
有体に云えば、自分に何色が似合うといふ事を、明確に知る事からが始まりなのです。
これらは、色の勉強を幾らしたからといって、備わるものではありません。
子供の頃から、音楽で言ふ絶対音感的な感性に近い才能を活かす経験値と同じで、
次に、色の配分率と、上下のバランス、靴色の組み合わせも課題となるでしょう。

基本的に、白人(アングロサクソン・ゲルマン)も、我々黄色人種も黒人も、
ベースの色素は色で言う、レッド〜レッドオレンジ〜オレンジ〜イエローの
範囲内にあることは、間違いありません。
しかし、目の色や、髪の色、産毛、唇の分厚さや色素の違いは民族により全く異なり、
光やライトの入り方(加減)によっても、洋服の似合い方が大きく異なります。

勿論、色だけに固執して、色を主体にものを考え過ぎると、可笑しなものに
なりがちですが、色の感覚的な面と、理論的な面を常に忘れてはならないし、
それは感性だけではダメと言ふことです。

僕の所有する黒の革靴は、現在では2足しか持っていません。
靴の多くはブラウン系のカフィーやチョコで、更にはオレンジ系のタンやキャラメル、
ブルー系のミッドナイト、グレイ系のサンドがメインで、所有靴の8割はブラウン・
オレンジ・ブルー系・グレイ系の革靴です。

洋服の色の合わせは、沢山のグレイとベージュ&沢山のブラウン、オフ白が基本で、
そこに、さし色の緑系のナイトグリーンやハンターグリーンが先ず入り、
青系のケンブリッジブルーやサファイヤブルーやミッドナイトブルー、デニムブルー、
USネイビーブルーがさし色で入るのです。
いたって簡素な色素の組み合わせですが、この組み合わせに黒は殆どと言って
必要ありませんが、レインコートだけは全て黒で所有しています。

僕の中であまり入る事のない色は、ピンク系、赤系、オレンジ系、紫系です。
テニスシャツ(ポロシャツ)等のスポーツモノで、唯一上記の色を使いますが、
日常の自分のスタイルには、極力上記の色は入れないようにしています。

先ほどの母親の意見もあり、未だに洋服の合計色は3色以上にならない様にし、
意識してから35年以上生きてきました。
音には絶対音感がありますが、色に対しての美観は、ここ日本では西欧に比べて
まだまだ低く、色の美意識に欠ける人種でもある国だと思っています。
これは、極東全体に云える事でもあり、唯一、日本の色で誇れるのは、着物や
お寺さんの庭の苔、櫻や紅葉の美しさ、更には西欧に無い淫靡な色であろうと思う。

ピアノやギター、靴や時計、帽子、車にも、必ず色は存在しますし、
その物やテーマに合わせて一度、ファッションや色探索をしてみてはいかがでしょう。
ギターを買うなら服や靴もそれに合わせて購入したり、色やテーマの一貫性も大切です。
これは、いつも僕が言ふバランスで、アメ車の塗装や外観には、それに合う服の色や
デザイン選びが必要とされ、ドイツ車やイタリアの美しい塗装にもそれに合う何かが
必要とされ、全てに対し同じ事が云えます。

僕にとっての最も難しいと苦手意識の強い色は、コットン(綿)素材の黒と、
ウール(毛)素材の黒。更には、軍隊色の色に近いオリーブ、リンカーングリーン等
です。軍隊色は、自分が貧相に見えてきますです。

最後に、僕の言ふ3色は、薄いグレイ・ベージュ・オフホワイトは一色とみなしています。
グレイでも西欧では、シルヴァー・サンド・スモーク・パールグレイ・マウスグレイ・
ダヴグレイ・ミスト・グーズグレイと沢山あり、ブラウンにも程近い色もあれば色々あり、
これらを、トーンonトーンで合わせ、チョコブラウン系の靴でしめるのが、自分のテーマと
しています。

色々と煩くてスンマセン。長文のお付き合い有難うございました。

お中元

酒店から顧客の皆様へ、

顧客の皆々様方には、日頃たいへんお世話になり、とても感謝をしております。
その感謝の気持ちとして、お料理をお一人様、合計で千円以上お召し上がりの方に、
エビスビール一杯をプレゼントさせて頂きます。

期間:7月2日(木曜日)〜7月10日(金曜日)まで

どうぞ、にぎにぎしく遊びにいらして下さります様に。         GOD'S 新藤酒店


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雨模様が続きますが

雨模様が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

7月もどうか宜しくお願い申し上げます。       新藤

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雨が降る事によって気温が下がりますが、むし暑くもあり、
体調管理が難しい季節ですので、お身体ご自愛下さります様。

szkさん、お元気でしょうか?

セール

いよいよ今期(春夏)のセールが、6月の終わりから始まりましたね。
20年位前と比べると、一ヶ月程度前倒しになり、渋谷のセールのスタートが
早くなっている気がする。

僕が東京に上京してきた23年前は、確か7月20日前後から、8月5日頃までの約2週間が、
当時のセール期間で、セールのスタートが、どんどん早まっているように思っているのは
僕だけか......。

地方での、アウトレットの第三次的販売なセールがどんどんと加わり、
店頭プロパー販売⇒店頭セール販売⇒アウトレットセール販売と、
洋服や雑貨品の在庫処理の、流れ作業的販売となる時代となり、
前倒し傾向が見られるのであろうか......。

昨今では、アウトレットで、サンプル品までを50%OFFで売られているお店もあり、
洋服業界の常識の無さにあきれて了い、サンプル品等は、僕の知る限りでは、
売るなんて無かった事であった。もし売られたとしても、80%〜90%OFFが常識で、
商売の厳しさもわかるが、注意をしないお客さんがいない事をイイ事に、何でも
ありの商いが行われているのも現実だ。

そんな事を云いながらも、我々夫婦はセールで購入するのは申し訳もないが楽しく、
これまで30年間、沢山のプロパー品も購入してきたので、許して頂きたくも勝手に
思っております。

セールの良さはあくまでも、私たちにとって、プロパーではとてもじゃないが高額で
購入することが出来ないインポート(輸入品)を、30%〜40%OFFにて購入出来る喜びと、
嬉しさがあるのです。

本来のセレクトショップは、輸入品のみでの拘りの商売が、70〜80年代にはビームスを
はじめ台頭していたが、近年は、90〜80%のオリジナル衣料品(国産)に対し、
10〜20%のインポートの革製品等の構成が当たり前となっている。

セレクトショップの当たり前な事(輸入衣料)を控え、ここ15〜25年程は自社のオリジナル
商品に目を向け出し、国産や極東産のコストをおさえた構成が目立ち、90%以上輸入品
(英・伊・米・仏)しか購入して来なかった私にとっては、殆どが魅力の無いモノばかりで
あるが、国産のオリジナルの比較的若人が手に入れやすい価格帯の物を大きく展開し、
これが、セレクトショップ全体の間口を広げ、常に新規の若人を獲得していこうとする目的と
化している。

上記が、昔からの顧客の足を遠のけ、セレクトショップでプロパー価格で購入する事に、
価値を見い出せなくなり、また前倒しにセールを行うことで、少し待てば直ぐに購入出来る
でしょう感も生まれ、更には、定番モノしか購入しない我々には、来年でも問題なく着られる
ので、待つ事での希望を見出しているのです。

どの道、高額のインポート品は売れないであろうといふ読みもあり、セールで購入に至る
結果に繋がっていくのです。

また、お店に20年以上、常に立ち続けるスタッフもおらず、
スタッフとの、長いスパンでの情誼で個人的な付き合いも出来ず、
お話(世間話)をしながら、お付き合いも含めて買い物をするといった、
イイ意味でのプレッシャーも無くなり、セレクトショップ全体が、
コンビニ化してきているのは間違いないだろう......。

現在のセレクトショップの悪い点は、何といふか、全てが流れ作業的かつシステマティックに
化してきている事にある。ある意味での崩壊でもあり、ある意味でのチェーン展開での何でも
あり的な気概の無い商売でもある。しかし、それらを支える20〜30代の若人が、
お店に対しての煩わしさも無く、来店し購入していく姿はまさにコンビニエンス感覚に近く、
流行は雑誌先行型の右向け右的な展開なのである。それが現代性でもあり、情けないが、
適当な商売でもあると思う。

流行は、お店の人(スタッフ)がつくるのが、一番であるのが本当なのに、
お店のスタッフが着ているモノや、スタッフの言葉を信じていないのか?
それともスタッフの力が落ちてきているのか?本来は、スタッフは次の流行を
身に着けなければならないのに、今の旬モノを着ているのか?
確かに格好の好い(イイ意味でのダサい)スタッフは減ったと思う。

それに対し、例えば原宿の『キャシディ』等は、店長の八木沢氏がもう30年程お店に立たれ、
私にとっての本来のセレクトショップを貫き通していらっしゃる。店舗も増やさずに目の前の
モノをきちんと説明し、一つ一つをアテンドし、安定感のあるご商売をされている。

セールでの購入が全てではないが、セールで欲しいインポート品が必ず(80%)残って
いる事に、憤りを感じて了う。特にレディス品のインポートモノは、売れ残る事多しです。
これらは、我々にとっては有難いが、これでは本来の姿から見れば、
現在のセレクトショップは、本末転倒でもあるのでは?と思わざるを得ない。

インポートに振り向かない若人が増えたのは、ある意味、セレクトショップ側の問題もある。
と同時に国産品オリジナルの内容の向上もあるのかもしれないが、色々なお店を見ても、
極めて素晴らしい国産モノは少ないのも現実なのだ。

本来は、プロパー価格で輸入品を購入するのが一番です。
ただ、昔はインポートのモノは、利益率が低いからか?
あまりセールにしてくれなかったが、もしくは商品自体に価値があったのか?
ここ近年は、簡単にセールにしてくれるので、これらは本当に有難い。
在庫を抱えるのを嫌がる体質になり、これらは店舗の増加が原因でもあるのだろう。
何はともあれ、少量でもインポートの好いモノを入れてくれるセレクトショップあっての
我々なので、とても感謝をしています。

しかし、国産のスーツやJKT、シャツ、ニットが、インポートを上回り、
デザインやマテリアル、色、格好の好さをこえる日は来るのでしょうか?
現実問題、一番好いモノを、自信を持って提供するのが、セレクトショップの
しなくてはならない原点なのでは?とず〜っと思っている。
25年前のセレクトショップは、90%以上がインポート品でしたから。

良いモノを仕入れても、直ぐに大きな商社や代理店が盗む様にして、
かっぱらっていくのはいただけないが.......。

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今月は、雨に泣いた一ヶ月でした。7月も宜しくお願い申し上げます。     新藤

7月のお休みは

7月(文月)のお休みは下記の通りと致しますのでよろしくお願い申し上げます。

・ 5日 (日曜日)

・12日 (日曜日)

・19日 (日曜日)
・20日 (月曜日 海の日) 連休

・26日 (日曜日)

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沖縄が梅雨明けしましたね。これからが本当の梅雨入りです。
皆様、7月も宜しくお願い申し上げます。                         新藤

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