☆このブログについて☆

 当ブログへようこそ。ここでは「些細な事、どうでもよい事へのこだわり」をテーマに、
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フェチ嗜好やアダルト的表現を含まないエントリーも多々存在します。

2.文中には管理人の「好き嫌い」や思想信条等がやや過激に表現されることがありますが、
これらはあくまで管理人個人の意見であり、他者への中傷等を意図するものではありません。

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Entries

合言葉は「冤罪」

 テレ朝系木曜夜八時台は今夜から「科捜研の女」新シリーズ開始。
今夜は新シリーズ初回とあって二時間枠のスペシャル版であった。
 私は九時前近くの後半部分にかかる辺りから視聴。ストーリーで言うと
坂上忍演じる出版社社長・玉木良一に不審な郵便物が届く部分から。

 私は今まで「科捜研」を一話たりとも落ち着いて見た覚えがない。
だから今夜のスペシャル版を見て、初めて知った設定が多い。
 例えばドラマの舞台。このドラマもまた、舞台は京都なのであった。
もちろん他の京都モノ同様、主な出演者は京ことばを一切話さない。
主人公マリコを演じる沢口靖子は大阪生まれだが関西弁は「封印」。

 科捜研の所長は「袴田課長」で、部下の一人は「青山副署長」だ。
これで「神田署長」が揃えばフジへの当て付けになりそうだが、
流石にそこまで露骨ではない。ただし北村総一郎は京都モノの傑作
「京都迷宮案内」にレギュラー出演している。しかも警察官役で。

 今回のストーリーは、玉木が経営する出版社の幹部を狙った凶行と、
数年前に起きたまま未解決だった連続殺人事件が一旦つながり、
しかしその実行犯が謎の死を遂げ事件が終結するかと思いきや、
実は玉木の不正と、さらに玉木には冤罪の過去があった事が露見。

 篠井英介演じる猟奇的殺人犯・吾孫子は、数年前に神戸と大阪で
複数の市民を刺殺し、その直後にアメリカへと「高飛び」していた。
 そして最近になり、アメリカ帰りの菌類学者という触れ込みで
京都市内の菌類研究所に就職し、何食わぬ顔で過ごしていた。

 しかしその吾孫子は裏で、玉木の出版社幹部らを次々に殺害した。
吾孫子の凶行はエスカレートし、玉木あてに毒劇物を郵送する。
 郵便物を開封すると毒劇物が化合し有毒ガスが発生する仕掛けだったが、
これは京都府警の土門刑事が玉木の開封を阻止し、被害を未然に防いだ。

 科捜研では菌類研究所の協力を得て、吾孫子が毒劇物を郵送したと特定。
研究所に戻り証拠を隠滅しようとした吾孫子を土門とマリコが詰問。
 吾孫子はその場を逃れたが自宅で遺体となって発見された。彼の自宅の
地下室には未解決の事件に使われた刃物がスクラップと共に陳列されていた。

 府警では、吾孫子が逃げ切れずに毒物をあおって自殺したと結論付けた。
しかしマリコも土門も腑に落ちない。科捜研は地下室に残されていた凶器と
何かの燃えカスを分析。燃えカスは脅迫状の一部である事が判明した。
科捜研では燃えカスから脅迫文のフォントを読み取りインクまで特定した。

 土門は被害者が、出版社の退職積立計画書を熟読していた事を知り、
これが事件のカギを握ると踏んだが、府警上部からは出版社幹部の
警備を解くよう指示があった。その直後にまたしても出版社幹部が殺された。
 
 土門は玉木が直属の部下と共謀し、玉木の個人的な金融取引損失を
穴埋めするために退職積立から億単位の不正引き出しを行った事を
突き止めたが、その直後に玉木は故郷の福井県武生へと向かっていた。
 玉木は故郷では札付きのワルとして知られ、高校を中退していた。
そして二十年前、学校教師を殺害したとして少年刑務所に入れられた。
 
 科捜研は二十年前の事件の「証拠物件」を鑑定し、玉木が犯人でないと立証。
一方吾孫子あての脅迫状を鑑定した結果、捜査線上に浮かび上がったのは、
吾孫子と同じ研究所に勤めている女性研究員の月館純(京野ことみ)であった。
脅迫状の燃えカスには、月館が愛用していた化粧水のシミが付いていた。

 マリコと土門が武生の渓谷に着くと、そこには玉木と月館がいた。
玉木は捜査の手が及んだ事を察し自殺しようとしたが制止された。

 実は二十年前に渓谷で教師を殺したのは月館であった。彼女は教師に襲われ、
無我夢中で近くにあった石で教師を殴りつけた。そして現場から逃げた後に
玉木が教師の遺体を発見。彼はその教師に暴行した過去があり、当時の警察は
玉木を一番に疑った。「不良のレッテルを貼られていた」彼は自暴自棄になり、
自分が殺したと供述したのであった。そして月館は「怖くて」名乗り出なかった。

 月館は最近になって偶然玉木を知り、彼に償うべく凶行を決意したのであった。
吾孫子の帰国直後、彼女は私立探偵から吾孫子が殺人犯である事を明かされ、
吾孫子の自宅の「秘密」を見つけた。そして吾孫子を脅迫し、探偵を殺させた。

 玉木は自身の不正支出を支社幹部から追及され、窮地に立たされていた。
それを知った月館は吾孫子をそそのかし、支社幹部らを次々に葬った。
 しかし今度は吾孫子が「暴走」し、玉木の身に危険が及んだため、
月館は吾孫子を毒殺。そして今度は彼女自身が支社幹部の一人を殺した。

 全てを認めた月館は渓谷に身を投げ、玉木は後に横領容疑で捕まった。
土門は、二人が人生をやり直そうとして悪事に手を染めた、と見なした。
しかしどんな事情があったにせよ、罪を重ねる行為が正しい訳ではない。

マリコはこう締めくくった。犯罪でやり直せる人生なんて有るはずない、と。

 

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履き替えていた

 今夜八時前のNHK気象情報の声と語りは、やけに素人臭かった。
今春から、この時間の気象情報はニュース7の女性リーダーが
担当しているそうな。今週の担当は小郷知子アナだろうか。

 話は変わるが、今夜は帰宅途中で久しぶりに某コンビニへ寄った。
久しぶり、といっても二週間程度の御無沙汰、という感じだが。

 私はそのコンビニの、ある女性店員が気になっていた。
例によって私が気にするのは店員の足元であるが。
 彼女は見た目二十代前半、あるいは二十歳前後かもしれない。
少しぽっちゃり系のギャルだが、柳原可奈子とは大違いである。

 その「ちょいぽっちゃり」な店員は、多分去年の晩秋あたりから、
店内で黒いオールスターハイカットを履き続けていた。
 彼女は数年前から勤務しているが、今までに何度か靴を履き替えた。
私が最初に彼女を見かけた時は、赤いアディダスのスニーカーを
履いていたが、あまり見た事のないデザインだったのを覚えている。

 彼女はそのアディダスを暫く履き続け、外観がかなり黒ずみくたびれた頃、
ナイキに履き替えたのだが、それはデザイン的には好かないタイプだった。
そして色はグレー系の地味なもので、私はあまり興味を抱かなかった。

 彼女がそのナイキをどの程度履き続けたのか、私は分からない。
興味が沸かなかったから注目しなかった、ただそれだけの事だ。
 しかし彼女は声が独特で、喋り方は今時の若者のそれであった。
足元に興味がなくとも、彼女の顔と声は自然と覚えてしまった。

 そして去年、気づいたら彼女はオールスターに履き替えていたのである。
それはハイカットの黒で、紐は白ではなく濃い黄色だったような気がする。
彼女は冬の間もオールスターを履き続け、春になっても引き続き履いていた。

 彼女のオールスターは、いつしかラバーの部分が黒ずみ、ソールも減った。
生地もかなりくたびれた感じで、相当酷使されているのが明らかであった。
 私は店に入るたび、彼女が靴を履き替えていないかと足元を確かめたが、
意外にも彼女はオールスターを履き続けていた。こちらが驚くぐらいに。

 彼女は勤務する曜日がほぼ決まっていた。私が曜日を選んで店に行くと、
だいたい彼女が勤務していた。しかし気易く話しかける雰囲気ではない。
 私にとって彼女は特別な存在だが、彼女にとって私は客の一人に過ぎぬ。
まして私が彼女を気にかける動機は、他人には理解し難いものである。
 
 先月初めの時点でも、彼女はなおオールスターを履き続けていた。
彼女はレジにとどまっている訳ではなく、時々店内を行き来する。
 その時は当然、自分の足元が他の客の視線に入る可能性もある。
彼女はそれを承知の上で、くたびれたオールスターを履いていたのか。

 先月上旬あたりから、私は彼女が勤めるコンビニに足を運ばなくなった。
何かと多忙でコンビニに寄る暇がなかったのと、懐具合が若干寂しく
コンビニよりも安価なスーパーで買い物を済ませる事が増えたのである。
 そしてもう一つ、あまり頻繁に通うと彼女に怪しまれるかもしれない、
と危惧を抱いたのであった。少し間を置いて店に通った方が良い、と。

 結果的にこれが間違いだった。今夜久しぶりにそのコンビニに行くと、
彼女は店内を行き来していた。しかしその足元はオールスターでなく、
フィラのエナメル地のスニーカーだった。バッシュ風のデザインだった。

 彼女がオールスターからフィラに履き替えたのは、いつ頃の事だろう。
もう何日も前の事なのか。それとも昨日今日の事なのだろうか。
しかし私が見た限りでは、フィラは既に若干の汚れが付いていた。

 私はレジで、思い切って彼女にオールスターの事を聞こうかとも思った。
店内は客も少なく、声をかけるには絶好のタイミングであったからである。
 しかし結局何も聞けなかった。聞けるはずがない。聞けば怪しまれるだろう。
この男は私の古い靴が気になるのか、と。下手をすれば手が後ろに回る。

直接交渉は諸刃の剣。しかし黙っているのも惜しい。良い手立てはないか。

ムード歌謡

 今夜は八時二十分ごろからNHK歌謡コンサートを視聴。
火曜夜八時台は歌コンが一番無難なのかもしれない。
小田切アナのテンションの高さには若干辟易するが。

 今夜はムード歌謡の特集らしい。私が見始めた時は
鶴岡雅義と東京ロマンチカが「君は心の妻だから」を
歌おうとするところだった。東京ロマンチカといえば
私などは反射的に「小樽の人よ」を連想してしまうが、
この「君は〜」も1960年代末にヒットした名作らしい。
ちなみに私は、この曲を聴いたという明確な記憶はない。

 東京ロマンチカの次に登場したのはマヒナスターズ。
相方は松尾和子ではなく多摩幸子という女性歌手。
松尾和子は、かなり前に不慮の事故でこの世を去った。

 マヒナが歌ったのは北上夜曲。1960年ごろのヒット曲らしい。
多摩が北上を歌うのか、などという野暮な突っ込みはよそう。
 かつて東北新幹線の車内放送は、北上到着を告げる際に
北上夜曲の一節を流していた。また岩手県選出の某代議士は、
カラオケの十八番が北上夜曲で、この曲を他の誰かが歌うと
途端に機嫌を損ねたという。剛腕代議士にもオトナ気ない一面がある。

 「時代の歌こころの歌」は、これも著名なムード歌謡が紹介された。
それはロス・プリモスのラブユー東京。1980年代に「ひょうきん族」で
一大ギャグとなった「ラブユー貧乏」の元歌としても知られている。
当時「ひょうきん族」で「貧乏」を歌ったのもロス・プリモスだった。

 プリモスのメインボーカル森聖二氏は、ラブユー東京への印象を聞かれ、
初めは好きではなかった、と答えた。三番の歌詞をメメしく感じたのと、
元々B面扱いだった事から、まずヒットはしないだろうと思っていたそうだ。
 ところがある日、銭湯で男性がラブユー東京を口ずさんでいたのを聞き、
これは流行るかもしれない、と考え直したという。そして実際に大ヒット。

 ラブユー東京がヒットした1968年当時は、ロス・プリモスやマヒナスターズ、
東京ロマンチカといったグループが「群雄割拠」していた(by小田切アナ)
時代だったという。彼らは他のグループをライバル視し、切磋琢磨し合い、
ムード歌謡の興隆に貢献した、とも言えよう。その彼らも今は仲が良く、
ショーで共演したり、番組収録が終わると一緒に飲みに行ったりするとか。

 余談だが「ラブユー貧乏」が流行っていた頃、仕事場の面々と飲んだ事があった。
その席には年配の上司もおり、その上司がカラオケでラブユー東京を歌った。
 私は同期の男と、よせばいいのにサビの「ラブユー」の時に「ビンボー」と
合いの手を入れたのである。そして私たちは「来春は左遷だな」と笑い合った。
ちなみに翌年の春、私と同期の男には特に何も辞令は下らなかった。

 「歌コン最前線」には天童よしみが登場。どうもこの人は生理的に受け付けない。
いきなり天童の歌を聞かされるかと思ったら、まずは長山洋子の「瀬戸の晩夏」。
まだ梅雨も明けないのに晩夏とはこれいかに、と思ったが突っ込んでも仕方ない。

 北山たけしは「剣山」を熱唱。私はそれを聴いている間、剣山は富山だったか、
いや富山のは剣岳のはずだ、などと考えていた。やがて歌詞に「瀬戸」が現れ、
ようやく四国の山だと思い出した。徳島県には「剣山」という特急列車もある。

 天童は「花筏-HANAIKADA-」を歌った。これは母子の愛情を歌ったらしいが、
どうも今一つ心に響いてこなかった。天童への悪しき先入観ゆえかもしれない。
 かつて週刊誌で、海外勤務から帰国途上の某企業駐在員が航空機内で
美空ひばりの「悲しい酒」を聴いて涙が止まらなくなった、というエピソードを
読んだ覚えがある。天童の歌を聴いて涙にくれる海外駐在員もいるのだろうか。
 
 石原裕次郎主演の映画「太平洋ひとりぼっち」では、裕次郎演じる堀江謙一が
マーメイド号の中でラジオから流れる「王将」を聴いて泣き出す場面があった。

私は荻野目洋子の歌で涙を流した事はあるが、天童の歌では泣けそうにない。

結局、黄門様頼みか

 今夜は帰宅が八時を過ぎた。居間では家人が「ハンチョウ」を見ていた。
「ハンチョウ」はTBS系の月曜夜八時台「パナソニックドラマシアター」で
現在放映中の刑事ドラマである。しかしこれは来月中に終了予定。
「ハンチョウ」終了後はお馴染「水戸黄門」の第四十部が続くらしい。

 「ナショナル劇場」の名称に親しんだ身としては、旧松下の社名変更による
「パナソニック〜」は今一つ馴染まない。最近は裏番組を見る事も多くなり、
ますますTBS系の月曜夜八時台から遠ざかりつつある。「ナショナル」時代は
「大岡越前」「江戸を斬る」など「黄門」以外の時代劇も傑作揃いだったが。

 私としては「東野黄門」こそ最高だと思っている。「西村黄門」は西村晃の
悪役イメージが強すぎて、これは正義の黄門様じゃない、と思ってしまった。
 また「西村黄門」の頃から生活リズムが多少変わり、さらに裏番組視聴など、
「黄門」から離れる要素が重なった事もあり、一層「黄門」が縁遠くなった。

 そして気がつけば「大岡越前」なども終了し、時代劇低調の流れには逆らえず、
TBSはナショナル劇場に現代ドラマを投入せざるを得なくなったのである。
 その「ナショナル」現代ドラマは警察モノが多い。例えば高嶋政伸主演の
「こちら本池上署」は、最近まで数シリーズが断続的に放映されていた。
 また西田敏行主演の「どん亀」も記憶に新しいところである。変わったところでは
貫地谷しほりが菓子職人の役に挑戦した「あんどーなつ」なんてのもあった。

 そして現在放映中の「ハンチョウ」は、今回がいわば「シーズン1」である。
いやもしかすると「今回限り」かもしれない。TBSは「黄門」に続く定番を
なかなか決められないようにも見える。今は試行錯誤の段階かもしれない。

 今夜の「ハンチョウ」は市川亀治郎がゲスト出演。彼と主演の佐々木蔵之介は、
もしかして2007年のNHK大河「風林火山」以来の共演ではないだろうか。
 「風林火山」では佐々木が真田幸隆を、亀治郎が武田信玄を演じており、
当時の佐々木は脇役であった。そして信玄の家臣という位置付けであった。
 
 今回は佐々木が主演であり、亀治郎の役は日系アメリカ人捜査官であった。
亀治郎が演じるアンディ捜査官は、昔自分の相棒を殺した元特殊部隊員が
日本で事件を起こした事を知り、相棒の敵を討つべく来日したのであった。
 そしてアンディは酒場で元特殊部隊員を見つけ撃とうとするが、その場を
佐々木演じる安積(あづみ)に制止され、敵を討ち損ねたのであった。

 アンディは神南署の刑事らに対し、犯人はお前らの手に負えないと言い切る。
そして単独行動で犯人を捜し、ついに追いつめたが、逆に人質に取られる。
 安積らはアンディの暴走を危惧し、犯人が立てこもる倉庫に駆け付けた。
そして彼らの機転で照明を落とし、一瞬の隙を突いて安積が犯人を狙撃した。

 犯人は確保されたが、アンディは相棒の敵を討とうと犯人に銃口を向ける。
しかし安積は彼を説得した。ここで相手を殺したら自分が相棒を失う、と。
 今まで所詮よそ者だと思っていた安積に「相棒」とまで言われたアンディは、
敵討ちをあきらめた。そして帰国間際、安積とアンディは互いを認め合った。

 亀治郎は以前「七瀬ふたたび」で刑事役を演じたが、今回の日系捜査官役は
「七瀬」当時よりも狂気に満ちた演技であった。彼はNHKドラマ「白洲次郎」で、
やはり狂気じみた文人を演じていたが、激高するキャラが得意なのかもしれない。

 佐々木は「風林火山」での真田幸隆同様、一見クールな熱血漢を演じていた。
しかし私は佐々木も亀治郎も、主役より重要な脇役が似合うタイプだと思う。
なぜと聞かれても答えに窮するが、なんとなくそう感じられるのである。

 「ハンチョウ」が今後シリーズ昇格を果たすかどうかは、まだ分からない。
いっそのことTBSは、月曜サスペンスの人気シリーズを「パナソニック」の
レギュラーに昇格させてはどうか。テレ朝が土ワイから人気シリーズを
輩出させたのを見習うのである。さしずめ「駅弁刑事」あたりはどうか。

お手製フリップ

今朝は久しぶりにTBS系「サンデーモーニング」を途中から視聴。

 私が起きた時点では、居間のテレビはNHKおは日を流していた。
ところが八時を過ぎると家人がチャンネルを変えてしまった。
今朝の「小さな旅」は世田谷三茶だったが、いつか再放送があろう。

 家人は当初、アーバン、ではなく日テレ系THE・サンデーNEXTに切り替えた。
サンデーNEXTではマイケル・ジャクソンの急死について取り上げていたが、
ナレーターは平野義和。何だかなぁと思っていたら家人が再度チャンネル変更。
家人は恐らく、マイケルネタに辟易したのだろう。ならばNHKのままで良いのに。

 結局家人が選んだのはサンデーモーニング。今度はそのまま視聴を続けた。
番組が映った時点では、混迷する政局についてアレコレと紹介していたが、
政界なんて一寸先は闇。衆院解散総選挙はそう遠くないかもしれない、
という総理の言葉は鵜呑みにできない。任期切れまで強引に突っ走りそう。
宮崎県知事や大阪府知事の「国政転出」もポーズだけで終わるかも知れぬ。

 スポーツコーナーはペナントレースの最中とあって、プロ野球ネタが過半数。
見出しフリップの右半分は野球関連。球界OBの御意見番諸氏も楽しそうだ。
特に親分は、御自身が嫌いなサッカーネタもなく終始ご機嫌だったようだ。 

 私は元々プロ野球には疎く、加えて近年は地上波ナイター中継も減少し、
一層プロ野球オンチが進みつつあるが、このスポーツコーナーみたく、
独自の視点で試合の見所やハプニングに切り込むスタイルには、
つい見入ってしまう。これはプロ野球オンチにも楽しめる企画だと思う。

 セ・リーグ首位を走る巨人は、ヤクルトとの対戦でグライシンガーが打たれボロ負け。
そうかと思うと、リーグ最下位をうかがう阪神と横浜の対戦では珍記録?が続出。
御意見番お二方は、この阪神と横浜の対戦について「情けない」と「喝!出し」。

 まずは阪神攻撃の際、打者のバント出塁に「エラー」判定が付いた事を、
張本氏が「喝」。あれはどう見ても内野安打だ、というわけである。
チームにとって判定が重みを持つ事を審判団は理解していない、と手厳しい。

 そして横浜打者が八連続三振を食らった点を親分が「喝」。何やってんだ、と。
日本では過去に「九連続三振」という記録がオールスター戦を含め四度あり、
そのうち一度は江夏が1971年のオールスター戦で記録した「伝説」である。
ただしオールスター戦での記録はあくまで「参考」扱いとの事である。
 最初の九連続三振は1957年に阪急の梶本が達成。対戦相手は南海。
親分もこの時三振に打ち取られたそうな。「梶本は凄かった」そうである。

 メジャーのある試合では、野手に向かって打球とバットが飛んで行ったそうだ。
その場面は映像で紹介されたが、御意見番は「バットを乾燥させ過ぎ」と指摘。
 私は映像を見た当初、バットが折れて飛んで行ったのかと思ったが、
そうではなく打者の手元からバットがすっぽ抜けたのであった。
最近のバットは製造過程で必要以上に乾かすから軽くて飛びやすいのだ、と。
 
 野球ネタがひとまず終わり、他のスポーツネタに移行。フィギュアネタはなし。
真央の五輪使用曲決定とか、安藤のセクシー衣装と話題はあったはずだが。
 その代わりというか、テニスネタはクルム伊達公子のウィンブルドンに終始。
十三年前の快進撃再現は叶わなかったが、本人はまだまだヤル気らしい。

 ここで唐橋ユミキャスターがフリップを携えて、ウィンブルドンミニ知識を披露。
そのフリップは絵や文字が如何にも手書きなのである。そして途中からは、
スケッチブックを取り出していたが、これにもクレヨン書きの絵が添えてある。
これらは唐橋キャスターの「お手製」なのだろうか。(Wikiによると「お手製」)

 唐橋キャスターによると、ウィンブルドンの芝コートはセンターコートだけでなく、
全部で十九面あるという。またウィンブルドン特有のルールとして、出場選手は
必ず白いユニフォームと白い靴を着用しなければならないという。このルールは、
1884年の大会で優勝した女子選手が白いドレスを着用していた事に因むとか。

 そして1996年の女子準決勝では、雨で開始が遅れた事によるサスペンデッドで
伊達の反撃が始まった直後に試合が中断され、翌日の再試合で伊達は惜敗。
しかし今はセンターコート上部に雨除けが設置され、雨天中断は避けられるという。
これらのエピソードを唐橋キャスターは、お手製のフリップで紹介したのであった。

 NHKの「おは日」気象キャスターにも「お手製フリップ」を携えた人がいたと思う。
昨今のキャスターは話術だけでなく、絵心や文字センスも必要とされるのか。
ちなみに唐橋キャスターの語り口は、やや幼い感じがしてあまり好きではない。

 幼い語り口といえば、女子陸上短距離のホープ福島千里。
彼女の喋りは二十歳とは思えないような幼さを感じる。
逆に風貌は、二十歳にしてはやや老けた感じだが。

自分で言うか

今日午後、外出先の某駅待合室で見た土曜スタパは、城田優がゲスト出演。

 私が待合室に入ったのは午後二時ごろ。待合室のテレビモニターには
「天地人」の一場面が映っていた。再放送は既に終わっているのでは、
と疑問に思いつつ画面を見ると、城田演じる真田幸村が大写しに。
そこで今日の土曜スタパゲストが城田である事を認識した次第。

 待合室のテレビは音量が小さく、しかも天井から吊るされているため
余計に音声が聞き取りにくかった。待合室自体は空いていたので、
私はテレビに近い位置に腰掛けたが、何しろ室内には時折無神経に、
観光PRの放送が流されるため、小さいテレビ音声はかき消される。

 私にとって、その様な若干好ましくない環境の中で土曜スタパは始まった。
「天地人」映像の後、司会とゲストの四人がスタジオ正面に並びキュー。
 城田は画面の向かって右から二番目。とにかく背が高い。無駄に高い。
両脇を小野アナとビビる大木に挟まれているから、余計に高さが目立つ。
画面向かって左端の青井アナが、私も結構背が高いけど、と言いつつ、
小野アナの頭越しに城田とやり取りし、小野アナが嫌がる一幕もあった。

 城田は1985年に東京で生まれ、二歳から七歳までの間はスペインに在住。
十三歳で芸能事務所に所属し、2003年には舞台版セーラームーンに出演。
 その舞台出演時の写真が紹介されたが、ここで城田が何気なく自慢話。
いわく、自分がセーラームーンの舞台に選ばれたのは、背が高い事と、
顔の彫りが深い事だろう、と。城田クン、それを自分で言っちゃいますか。
 
 城田は同時に、自分の両親は日本人だけど、とも語った。これは何か、
日本人の親からオレみたいな欧米風の顔が生まれたのはどうして、
という遠回しな疑問か。その顔にコンプレックスを感じているのか。
ビビるはそんな城田に、羨ましいじゃないですか、と声をかけていた。

 スタジオでは当然ながら、城田の代表作「ROOKIES」についても言及。
画面には現在公開中の劇場版から、ある一場面が映し出された。
 それは城田演じる新庄が試合中、あるチームメートに喝を入れる場面。
新庄は言い放った。(この試合は)テメエ一人でやってんじゃねえ、と。

 画面が切り替わると、城田が照れ臭そうに笑っていた。小野アナがすかさず、
鋭いコメントを投げかけた。城田さんは一見怖そうな役が多いですね、と。
 そこでまた城田クンの自慢話ですよ。いわく、自分は結構明るいタイプなのに、
なぜかクールな役や怖そうな役が多い、自分はそんな印象に見えるのか、と。

 そこでビビるが城田の写真集を紹介。その中にはぬいぐるみと並ぶ城田や、
寝転んで何かを頬張る城田の姿があった。城田はその写真集を横目に、
ここでは自分の明るいキャラをアピールした、とその意図を説明した。
彼は本来の性格と、ドラマで固定された役柄のギャップに悩んでいる模様。

 だがその一方で、城田はROOKIESの新庄というキャラを気に入っているようだ。
彼は新庄について、普段は寡黙だがいざという時にリーダーシップを発揮する
チームの中心的存在だ、と語った。ニコガクチームを引っ張るイケメンリーダーは、
監督やチームメイトに暴言を吐いても許されるのか。心が熱ければ良いのか。

 そして城田は現在「天地人」で小生意気な真田幸村を演じているわけだが、
幸村役のオファーがあった時には、オレでいいのか、と一応悩んだらしい。
 過去に名だたる役者が演じてきた真田幸村という人物を、自分が演じる事で
イメージを壊すのではないか、そして周囲からは「それ幸村じゃねえだろ」と
批判されるのではないか、等々思い悩み、一度はオファーを断ったという。

 しかし番組スタッフからは、キミのそのキャラで幸村を演じてくれ、と口説かれ、
城田は悩んだ挙句、それなら演じさせてもらう、と最終的に承諾したという。
 スタッフはROOKIESを見て、コイツに幸村を演じさせたい、と感じたのだろう。
佐藤健や市原隼人らを差し置いて、城田の幸村を見たい、と直感したのか。
佐藤健や市原では若過ぎ、佐藤隆太や高岡蒼甫では迫力不足、みたいな。

 城田は幸村を演じるにあたり、乗馬や槍さばきの練習を相当重ねたらしい。
幸村が泉沢久秀と渡り合う場面が映し出され、城田は槍さばきについて、
槍の先生でも苦労したほどの長い槍を操る場面を注目してほしい、と言及。
 その後は泉沢を演じた東幹久のビデオメッセージの紹介。東は城田を、
遠い日の自分にも無かった澄んだ目をしている、とベタ褒めであった。

私は城田の目を「澄んだ目」というより「鋭い眼」「目つきが悪い」と感じてしまう。

 やがて電車の発車時間が近づき、私は番組の途中で待合室を出てしまった。
後で新聞テレビ欄を見たら、番組では城田の歌声も披露されたようである。

 私は「城田幸村」に対しては、現時点ではあまり良い印象を持っていない。
それこそ「これが幸村か」という感じである。実の姉を見殺しにしようとし、
兼続に秀吉の片腕となるよう進言する幸村に、今一つ共感が沸かない。
今日の土曜スタパを見た事で、悪印象が直ちに解消するとも限らない。

何しろ私の中では、城田優といえばROOKIES新庄のイメージが強過ぎる。

中食(なかしょく)

 今朝のNHKおはよう日本で阿部アナが聞き慣れない言葉を口に出した。
いわく「中食」と。ご存知でしょうか、と言われても私は存じ上げない。

 中食とは、惣菜屋あるいはファストフード店などから買い求めた食材を
自宅で食べる行為を指すらしい。食堂など外で済ませる「外食」と、
家で料理して食べる「内食」の中間だから中食、という事のようだ。

※内食という言葉も、あまり聞き慣れないが。

 その中食(なかしょく)は近年、景気低迷もあってか頭打ちの状況らしい。
三年ほど前には、一人当たり年間十万円以上を「中食」に費やしたが、
最近では一人当たりの「中食出費」は年間十万円を下回るという。

 そんな中食業界に新たな動きが見られるという。阿部アナの紹介の後、
画面は録画映像に移り、秋野由美子アナがレポーターとして登場した。
 秋野アナが最初に紹介したのは、都内某所のファストフード店。
ここでは、サンドイッチ風に加工した握り飯、と思しきメニューが
人気商品となっていた。どこのファストフード店かは知らない。

 その「握り飯」らしきものは、海苔に包まれた細長い白飯に具が挟まり、
それがハンバーガーよろしく包装紙を被って棚に陳列されていた。
店の客はそれを持ち帰り、自宅のレンジで温めて味わうらしいのである。

 次に紹介されたのはコンビニの惣菜。105円のポテトサラダが棚に並ぶ。
不況を反映してか、低価格路線で顧客をつなぎ止めたいのであろう。
 しかし極端な低価格では、いくら売れたところで製造販売元の収益は僅か。
低価格の裏には「何らかの形で」コストカットがあるのでは、と思ってしまう。 

この低価格惣菜は、消費期限を過ぎたら更に割引価格で投げ売りされるのか。

 この辺りから身仕度などでテレビから遠ざかったが、音声だけは聞こえた。
コンビニ低価格惣菜の次は、某「外食」メーカーが開発した「朝食用外食」。
レンジ加熱だけで賞味可能な温野菜パックなど、手のかからない物らしい。
 朝は何かと慌ただしく、でも朝食は抜きたくないので手短に調理できる物を、
という顧客モニターの声を反映し、これから徐々に品数を増やす計画との事。

 今や「核家族・夫婦共働き」は珍しくないだろうが、加えて「諸般の事情」で
所謂「片親」が存在し、その上未婚者が着実に増えつつある時代にあっては、
料理の手間が敬遠されがちである。世間では「食育」が声高に叫ばれるが、
片親家族や共働き家族では、食育に費やす手間も経費も不足がちである。
ましてや独身者には「食を通じて育てる相手」が存在しないではないか。

 「中食」の新たな攻勢は、食育思想が蔓延する世間の理想と現実の狭間を
巧妙に埋め合わせる切り札として、消費者を引き付ける事が出来るのか。

 今から二十数年前、まだ私が若かったころ、世に「ブランチ」なる言葉が現れた。
私は当時、仕事場の先輩から唐突に聞かれた。ブランチの意味を知ってるか、と。
小生意気な若造だった私は得意げに答えた。ブランチ(branch)は小枝です、と。

 そんなやり取りを聞いていた若い女性社員が、私の言葉にこう続けたのであった。
ブランチは週末の、朝と昼の間の時間、概ね十時ごろに取る食事を指す、と。
つまり朝食=breakfastと昼食=lunchの間に食べるからブランチなのだ、と。

 そうした和製英語など知らなかった私は大いに赤面してしまった。
その後しばらくは、ブランチという言葉を聞くのも嫌だった程である。
当時はまだ「王様のブランチ」も放映されていなかったはずである。

朝食時間と昼食時間の間に食べるなら、それこそ「中食」と呼んでも良かったのでは。

PRのCM

昨夜初めて、つるの剛士が出演するアースノーマットのCMを見た。

 アース製薬では今春から「ストップモスキートプロジェクト」と称して、
アースノーマットの売り上げの一部を日本赤十字社に寄付しているらしい。
 弊社は伝染病予防への取り組みを通じて国際貢献しています、
と言いたいようである。これも環境保護の一つの形なのだろう。 

アース製薬「ストップモスキートプロジェクト」紹介ページ

 当然の事だが、つるのはCMの中ではおバカキャラを封印していた。
彼は、世界でまだ蚊の媒介による伝染病が蔓延している事実を説き、
ノーマットの売り上げの一部を伝染病予防に役立てる、とPRしている。
 つるのは先日、NHKのSAVE THE FUTURE特番にも出演していた。
彼は今後、おバカタレントからエコタレントへの転身を図るつもりか。

 アースノーマットは今年が発売開始二十五周年という節目に当たり、
その節目を「ケニアの子どもの命を救う」一大事業で飾るという事か。
 どうせなら、その崇高な理念と行動をプロジェクト期間中だけでなく、
今後三十周年、五十周年に向けて継続すべきだと思うが如何か。

 アース製薬の取り組み自体は立派なものだが、蚊を駆除さえすれば
地球上から伝染病は姿を消すのか。伝染病には蚊以外の生物から
媒介するものもあろう。たとえ地球上からマラリアが絶滅したとしても、
今度は新型インフルエンザのような未知の難病が現れないとも限らない。
そもそも、蚊も生きられないような環境は「地球にやさしい」と言えるのか。

 もう一つ、アース製薬は伝染病予防貢献をPRするのは結構な事だが、
他のCMのナレーターに平井誠一を起用しているのはマイナスポイント。
 どうしてあんな騒々しい声の持ち主を起用したのか。理解に苦しむ。
平井ナレーションのCMは環境保護に逆行しているとしか思えない。

 話は変わるが、かつて三菱電機は異色のCMを流していた事があった。
時期は今から三十年以上前、恐らく1970年代半ば過ぎだったと思う。
時間帯は金曜日の夜八時台、日テレ系の「太陽にほえろ」放映時。

 三菱電機は当時、国鉄が取り組んでいた近代化施策を請け負っていた。
その成果をCMという形で、テレビの前の視聴者にPRしていたのである。
 私が今も覚えているのは、首都圏の通勤電車に冷房を取り付けた事、
そして武蔵野操車場に自動制御システムを導入した事の紹介であった。

 通勤電車への冷房取り付け編では、冷房が付いた満員の車内が映され、
武蔵野操車場編では係員が制御盤のモニターを確認している場面や
ハンプを下る突放貨車を減速するカーリターダが動く様子が映し出された。
制御盤モニターには「ワキXXXX」と書かれた貨車側面が映っていた。

 三菱電機は今でこそ、菊池桃子と幼児がエコを呼び掛けるCMを流しているが、
昔は国鉄の広報機関と見まごうCMも流した。それが国鉄の要請だったのか、 
それとも三菱電機の独断だったのか、今となっては知る由もないのだが。

 JR東日本は一昨年、小海線のハイブリッド気動車をPRするCMを流したが、
これが全然「環境に優しくない」ものだった。それは複数の幼児が登場し、
ハイブリッド気動車の構造説明の合間に「出発進行」などと叫ぶのだが、
とにかく喧しかった。気動車が環境に優しくても幼児の騒々しさで打ち消し。

 これからエコ、環境保護を前面に押し出すCMが続々流される事になろうが、
つるのや上地といった無難キャラはやがて飽きられインパクトも薄れよう。
かといって与六こと加藤清史郎を何とかの一つ覚えの如く出されても食傷気味。

 そうなれば今度は、一見エコとは無縁そうな連中を出すのも一つの手だろう。
某野球ドラマでヤンキー部員を演じた城田優や佐藤健、市原隼人あたりが
エコCMに顔を出したら、特に若い世代には受ける事間違いなしであろう。
もっとも彼らは、そんなCM出たくねえよ、とオファーを断りそうだけどな。

 そうなれば結局、一番無難な?CMキャラ上戸彩にお呼びがかかるのだろう。
先の月9で大コケした上戸は、そろそろドラマに見切りを付けそうでもある。

ゆゆ様と津鉄

 某鉄道アイドル(笑)は今月半ば、東北方面に行幸されたらしい。
ゆゆ様のブログには、北東北の民鉄に御乗車遊ばされた旨の
エントリーが挙げられていた。JR線も御堪能遊ばされた様子。

 ゆゆ様は「津鉄」こと津軽鉄道が事の他お気に召されたらしい。
ブログによると、津鉄では「走れメロス号」に御乗車された模様。
今の時期はストーブ列車が走っておらず、ゆゆ様は困惑気味。

 それでも途中の嘉瀬駅に留置中の「香取慎吾の落書き車両」や
五所川原駅構内の客車群を見て、津鉄に来た事を認識された由。
六月の津鉄は、太宰治のファンでさぞ賑わっている事だろう。

 津鉄は今までに何度かテレビで紹介された。ほんの数年前には
テレ朝系の「旅の香り」で、真冬の津鉄沿線が登場した事がある。
地元の人が冬空の下、凧を揚げる様子が映し出されていた。 

 また去年の冬だったと思うが、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」で
青森県五所川原市が「旅先」として登場した事があった。
 この時は師匠とゲストが早朝の五所川原駅を訪れ、発車を待つ
ストーブ列車に乗り込んで乗客としばし歓談した一幕もあった。

 ストーブ列車は津鉄の、いや津軽の冬の名物として知られている。
ストーブ列車の運転開始は、NHKの全国ニュースにも紹介される。
私も一度乗りたいと思っているが、真冬の東北遠征は容易でない。

 津鉄では最近、つくねいもチップスなるオリジナル菓子を発売中との事。
これは地元農協から購入したツクネイモを原料に、弘前市のメーカーが
試行錯誤の末に商品化したという。今は銚電名物ぬれせんべいに続く
地方民鉄の新たな増収源として知名度が高まりつつあるらしい。

 つくねいもチップスは昨秋、朝日新聞の「食べテツの女」が取り上げた。
筆者の荷宮和子センセイは、十月に日比谷で開催された鉄フェスにて、
つくねいもチップスを賞味したという。センセイはこの素朴なチップスを
「一番のヒット」と持ち上げてみたり、かと思うと「てか、濃厚だけど
ヘルシーな味は予想外」
と、逆にイチャモンを付けたりしていた。

 センセイによると、つくねいもチップスは「スタバやドトールなどのカフェで
チップスやドライフルーツを食べる人たちにこそ受けるタイプ」との事。
 センセイはどのような根拠で「スタバドトール向け」と決め付けたのだろう。
てか、つくねいもチップスは地方民鉄には不釣り合いな菓子なのか。

 「食べテツ」が一年で終了したのは、センセイのこうした半ば強引な
「決め付け」も一因となったのだろう、と私は勝手に思うわけである。
 私なら多分こう書く。「つくねいもチップスはスタバやドトールなどでも
普通にデザートとして通用しそうな気がするのは私だけだろうか」と。


 話をゆゆ様に戻す。ゆゆ様は今回津鉄に御乗車遊ばされ、
ある一つの駅を大変気に入られた御様子で有らせられる。
 その駅の名は「深郷田(ふこうだ)」。終点津軽中里の一つ手前、
青森県北津軽郡中泊町に位置する小さな無人駅なのである。

 駅名に罪はないのだが、読みが「不幸だ」に通じる事から、
かつてNHKの番組で泰葉が「根の暗い駅」と紹介した。
その泰葉は番組放映から二十数年後に「ふこうだ」となった。

 余談だが、泰葉が歌手デビューして間もないころ、私の親は
テレビに映った泰葉を見て、この女は林家三平の娘だろう、
海老名美どりにソックリだ、と口走った。私はそんな事も知らず、
ただ賑やかな女だ、としか思わなかった。歌は好きだったが。

 ゆゆ様は、深郷田駅が注目されていない事に大層御立腹であった。
ストラップとか欲しいじゃないか、と本気で深郷田に惚れ込んでいる。

深郷田駅の売り込みは、是非ゆゆ様が先頭に立って推進しなされ。

見えないものを表す

 今朝のNHK「課外授業ようこそ先輩」は、俳優の篠井(ささい)英介が「先生」。
彼は金沢市出身で、授業の舞台は彼の母校である金沢市立中央小学校。
彼は浴衣姿で教室に入り、六年二組の児童は初っ端から度肝を抜かれたよう。

 篠井氏はドラマ、舞台と幅広く活躍し、特に舞台では「現代の女形」を自称し
妖艶な演技で観客を魅了しているらしい。ドラマは昨年のNHK朝ドラ「瞳」での
「オバサン」ことローズの怪演技?が記憶に新しいが、時代劇出演も少なくない。
 番組では2006年の大河ドラマ「功名が辻」での井伊直政役を紹介していたが、
大河以外にも(旧)木曜時代劇に脇役で度々出演していたのではなかろうか。

 篠井いや些細な事だが、ナレーションでは女形を「おんながた」と読んだ。
これは「おやま」と読むのが良いのでは、と私は単純に感じてしまうが。
ちなみに番組には「瞳」のローズは登場しなかった。少し物足りない。

 篠井氏は自己紹介の後、何かを追いかけ捕まえるような素振りを披露。
これを繰り返すうち、児童たちは彼が「虫を追いかけている」と解釈した。
 ある児童は「蝶を追いかけているみたい」と答え、篠井氏も満足そうだった。
ちなみに最初の素振りは「蛍を追いかけていた」そうな。だからナレーターは
「蛍」を演じた人が抜擢された訳か。そんな事ない、単なる偶然であろう。

 中嶋朋子のナレーションは、聞いているうちに眠くなるような語り口である。
朝の番組には向かない気もする。かといってハイな声も聞きたくないが。

 篠井氏は児童に対し、見えないものをどう表すか、そして見えないものに
どのような想像力を働かせるか、といった事を伝えようとしているらしい。
 一同は学校を出て「ひがし茶屋町」に向かう。ひがし茶屋町は昔の街並みを
保存・再現しており、幼い日の篠井氏もひがし茶屋町で遊んでいたとの事。

 しかし現代の金沢っ子たちは、そんな街並みを「田舎や」と嘲笑うではないか。
篠井氏は「古い街並みだよ」と付け加えるが、今の子どもには「古い=田舎」
という図式が備わっているのかもしれない。しかしそんな「田舎」の一角は、
まぎれもなく金沢市内。六年二組の児童たちが暮らす街なのである。

 私の中では、金沢市民は歴史と伝統を重んじ、それを誇りにしている人々である。
だがそれも最近は幾分怪しくなりつつある。市の中心部には高層建築が立ち並び、
香林坊には東京資本の若者向けショップが進出。時代への迎合は致し方ないが、
歴史と伝統の町に住む子どもまでが「マジウゼェ」と普通に口走るのは如何だろう。

 一同は茶屋に入り、そこで篠井氏から「ルール」を学ぶ。ここでルールとは作法、
そして舞踊。篠井氏は五歳の時から日舞を習い、今は名取に列せられるまでに。
 篠井氏は言う。日舞も芝居も、まずは型から入り、後から心を入れるものだ、と。
最低限の基本さえ覚えたら、あとは自分が自由な発想でアレンジすれば良い、と。

 篠井氏がまず教えたのは、ふすま戸の開け閉め。開ける時は取っ手に手をかけ
まず十センチ程度引き、それから戸の縁に両手をかけて中ほどまで引く。
 部屋に入って戸を閉める時は、まず右手で戸の縁を掴んで戸を引くが、この時は
一度に閉めずに十センチ程度隙間を残す。そして取っ手に手をかけ静かに閉める。
なお戸の開閉時は必ず座る。仁王立ちで戸を力任せに開け放つのは無作法。

 篠井氏が手本を見せた後、男女一人ずつ開け閉めに挑戦するが正しく出来ない。
ふすま戸を最初に少し開けるのは、これからそちらに入るという隣室へのメッセージ、
そして閉める時に右手を使うのは、自分の体をよじらなくて済むという合理的理由。

 次に一同は抹茶をいただくが、この時の茶器の持ち方についてもチェックが入る。
茶器を持つ手は指を必ず揃える。指が離れていると見栄えが悪く乱暴と思われる。
 こうした一連の作法は、人と人とが交流する時に、互いに気持ちよく心を通わせ、
互いが相手を正しく理解するための型であり決め事である、と篠井氏は説明した。

 舞踊は文部省唱歌「さくら」をモチーフに、まず篠井氏が手本を披露。
満開の見事な桜と、見渡す限り澄み切った弥生の空にただ感嘆し、
その雄大さ、荘厳さを表現するための手つきや視線に指導が入る。
 演者は「見えないはずのもの」を如何にして「見せる」「見せようとする」か、
そして観客は演技を通して「見えないもの」をどう「見つけ出す」のか、
作法と舞踊を学んだ一同はいよいよ「本番」たる「演技」に挑む事になる。

 学校に戻った一同は、篠井氏から台本を与えられる。台本はチューホフの名作
「桜の園」の一場面。登場人物は六人。落ちぶれた貴族の母娘が親戚の男から、
桜の園を売りに出すよう説得され、娘が悲しみに暮れる、という場面である。

 一同は五つの班に分かれ、それぞれ配役などを決める。配役が決まると、
班員は一度通して台詞を読む。まだ台詞がぎこちないのは致し方あるまい。
 問題は、台詞ではなく動きだけで演者の感情や内面を伝えられるかどうか。
千原ジュニアの様な台詞棒読み状態の彼らは、明日の本番をどう迎えるか。

 二日目の「授業」は冒頭、篠井氏から児童たちにプリントが配られた。
そこには自分が演じる役柄の性格や趣味などを想像し記入せよという。
いわば役柄への感情移入である。児童たちは「趣味など思いつかん」
と困惑しながらも、篠井氏のアドバイスを受け空白部分を埋めていった。
 
 こうして出来上がった感情移入?の数々。五班に分かれた事もあり、
一つの役柄に最大五通りの解釈がある。篠井氏はその解釈通りに
一つの役柄を演じて見せた。しつこい伯父、クールな伯父、という具合に。

 班ごとの練習では、それぞれの役柄に自由なアレンジが加わっていった。
男の提案を他の登場人物が無視する様子、提案を聞き泣き崩れる娘、
といった具合に、自分たちの解釈を役柄に充てはめキャラを確立した。

 そして迎えた本番、どの班も自由な発想で自分たちの「桜の園」を演じた。
篠井氏は彼らとの別れ際、芸術は見えないものを伝える事だ、と語った。
みんなはその方法を知っているから、これからどんどん生かしてほしい、と。

 ところで「授業」を受けた児童は三十一人だったそうだが、それが六人ずつの
五班に分かれると一人あぶれてしまう。あぶれた一人は何を演じたのか。
 もう一つ、市立中央小学校の児童は男女ともブレザータイプの制服を着用。
公立の小学校で制服着用は珍しいのでは。上履きは運動靴タイプだった。

毎年毎年初公開

 今日は少し外出し夜七時過ぎに帰宅。居間のテレビには美空ひばりの姿。
今夜はテレ朝系で美空ひばりの特番を放映しているらしい。ひばりの命日は
今月の二十四日。今年はひばりが逝去して二十年という節目でもある。

 家人は日頃から「ひばり嫌い」を公言しており、去年の秋にひばりの特番が
放映された時も「他の番組にしろ」とチャンネルを無理やり変えさせられた。
 そのくせ今夜は、嫌いなはずのひばりの番組を変えようともしなかった。
ちなみに私は、ひばりは好きでも嫌いでもない。偉大な歌手だとは思うが。

 私が見た時は、ひばりが歌手仲間とゴルフに興じている映像が流れていた。
これは1987年に入院する以前のものらしい。グリーンでゴルフを楽しむ間にも、
病魔がひばりの体を蝕んでいたのである。病魔は大歌手とて容赦はしない。

 ところで今回の特番は、新聞テレビ欄で「二十年目の初公開映像多数」、
と宣伝されていた。一体どんな初公開映像が飛び出すというのだろうか。
 昨秋の特番でも「ひばりの初公開映像」が紹介されたような気がする。
ファン垂涎の映像を毎年小出しに放映するというのも意地の悪い演出だ。

 私などは、秘蔵映像を小出しにせずに一挙まとめて公開すれば良かろう、
と安易に考えてしまう。しかしそれが出来ない「事情」があるのだろう。
 遺族や所属事務所が映像公開を承諾しない、ということも考えられる。
あるいは、特番を毎年続ける以上は毎回何らかの「目玉」を用意して、
視聴者を引き付ける、というテレビ局側の事情もあるのかもしれない。
確かに「目玉」を一度に使い切ったら、新たなネタ探しは容易でなかろう。

 来月には石原裕次郎の命日が控えている。今年は二十三回忌として、
盛大な裕次郎特番が組まれるのかもしれない。もしそうだとしたら、
そちらはどんな「初公開映像」が流れるのだろう。生前に一体どれだけ
「初公開映像」が撮りためられ、今までどれだけ使われた事だろう。

 話をひばりに戻す。ゴルフ映像の次は、最初の入院の直前に収録された
歌謡特番の映像が紹介された。この映像に関するエピソードの紹介者は、
私の大嫌いな梶原しげる。梶原は歌謡特番の司会進行を務めたそうで、
それが今回の特番に選ばれた理由であろう。梶原は当時三十代半ば。

 梶原は収録当日のエピソードとして、ひばりが控室を変えるよう指示した事を紹介。
当初与えられた控室は、収録会場で最も上等な部屋だったという。しかしひばりは、
部屋を変えて、と主張。梶原はそれを聞き、女王はワガママだ、と感じたそうである。

 そして控室は、ステージ真横の狭い部屋に変えられた。ひばりは当時すでに、
立つ事さえ困難だったという。梶原はひばりがリハーサル時に、やっとの思いで
ステージに上がったのを見て、あれはワガママではなかった、と恥じたらしい。

 歌謡特番は1987年4月に日テレ系で放映されたらしい。ひばりはオープニングで、
両脇を五木ひろし(だったと思う)と島倉千代子に支えられ、階段を下りて行った。
 階段の最上段では、島倉がよろけてしまう一幕もあった。しかしひばりは逆に、
よろける事なく階段を踏みしめた。本当は立つ事さえ辛かったはずなのである。

 そしてひばりと梶原が一対一で語り合う場面が流れた。梶原はこの映像を見て、
当時の自分が戸惑っているのがよく分かる、と語った。彼は体調不良のひばりを
目の当たりにして、言葉を選びながら女王に話しかけている様子がうかがえた。

 ひばりはステージで「愛燦燦」を熱唱していた。そして間奏時にはステージ上を
右に左にと歩いたのである。ナレーションでは「舞った」と表現していたのだが、
舞うと言うには程遠かった。それでも女王は体に鞭打って足を進めたのである。
 梶原はこの様子に圧倒されたらしい。彼だけでなく居合わせたスタッフ全員が、
梶原によると「呆然として」ステージ上の女王を見守っていたらしいのである。

 女王はその直後、福岡での公演中に倒れ、そのまま緊急入院となった。
そして一旦退院し、1987年秋には「みだれ髪」レコーディングに臨む。
 今夜の特番では「みだれ髪」レコーディングにまつわる「秘話」紹介が
予定されていたようだが、私は調べ物などがあり途中で離れてしまった。

 ちなみに武居俊樹氏の著書「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」には、
その「みだれ髪」制作のエピソードが二ページにわたり紹介されている。
 恐らく今夜紹介されたであろう「みだれ髪誕生秘話」も、その記述とほぼ
同じかと思う。ひばりが星野哲郎の作詞に対し注文を付けた事、等々。

 武居記者も赤塚御大も熱烈なひばりファンであった。御大は1982年、
ひばりとテレビ番組で対談し、後に一度だけ「デート」したそうである。

 ひばり特番の企画者は、生前の赤塚御大にも話をうかがうべきだった。
もしかしたら、梶原しげる以上に面白いエピソードが聞けたかもしれない。
 次に特番を作るとしたら、御大をあの世から呼び戻すのは不可能だから、
せめて武居記者に話を聞いてみてはどうか。彼も熱く語る事だろう。

悪声こそ個性

 テレ朝系の「京都地検の女」は今夜が最終回だったが、帰宅が遅く見逃した。
いや厳密にいえば、ラストの場面を少し見た。ベンガルがゲスト出演していた。
 来月からは沢口靖子主演の「科捜研の女」が始まる。これも何シーズン目だろう。
ちなみに私は「科捜研」は今まで殆ど見ていない。恐らくNHKを見ていたのだろう。

 ここ数年、テレ朝系木曜夜八時台は「科捜研の女」「京都地検の女」そして
「京都迷宮案内」が、一クール単位の長期シリーズとして定着している。
 そこへ時々「その男、副署長」のような新顔や、土ワイから派生した
「家政婦は見た!」が思い出したように放映される。ただし「家政婦は見た!」は
木曜夜の顔として定着していないように感じる。「京都もの」主体の中では
「家政婦」は異質に見える。あれは土ワイだからこそ良かったのだろう。

 さて来週は「京都迷宮案内」二時間スペシャルだそうだ。ゲストは大滝秀治。
このジイサンも達者だな。最近はTBS系の「ぼくの妹」にも出演していたし、
近頃また「南アルプス天然水」のCMナレーションを復活させたようである。
キンチョールのCMに出なくなり久しいが、どっこい「秀爺」は健在である。

 秀爺はかつて、やずやのCMで自虐的ネタを披露していた事があった。
自分は肉は好きだが野菜は苦手だ、などと平気で打ち明けたのである。
 世間では昨今「食育」を喧伝しているのに、それに逆行するかのような
「正直ジイサンの告白」を流す、やずやのCMには笑うしかなかった。

 今考えても、あのCMは食育の真逆だったろう。肉大好きの野菜嫌いでも、
あれだけ元気に長生き出来るんだ、と解釈した視聴者がいたかもしれぬ。
やずやの健康食品を食べれば野菜なんて要らないんだ、という具合に。

 もう一つ有名な?秀爺の自虐ネタは「壊れたハモニカのような声」であろう。
秀爺は語る。自分は若いころ、劇団の先輩に面と向かって言われた、と。
お前の声はまるで壊れたハモニカだ、お客様に不快感を与える声だ、と。

 しかし彼は、その「壊れたハモニカのような声」で今日の芸風を築いた。
そしてそれを支持する人もいる。一見冷酷に聞こえる先輩の言葉は、
若き日の秀爺を発奮させる厳しいエールだったのかもしれない。
 秀爺は、俺にはこの声しかない、と開き直って先輩を見返したのだろう。
「天地人」の「小栗三成」の如く「これは性分、今更直す気はない」と。

 ちなみに私は、秀爺の裏返ったような声はあまり好きになれない。
やや低めの抑えた声は結構好きなのだが、彼自身は低い声よりも
裏返ったような高めの声こそ自分の持ち味、と思っているかもしれぬ。

 大山のぶ代氏は学生時代、自身の声にコンプレックスを感じていたという。
しかし親から、自分の短所を隠すなと説得され、放送委員などに挑戦し、
むしろ自分の声を前面に出したという。そして彼女は役者の道に入った。
彼女の声は「無二の個性」となり、声優としても大きな足跡を残したのである。

 水田わさびの声は今なお、ドラえもんファンの賛否両論に晒されている。
私も好きではない。しかし水田が外野の声に惑わされず自身を貫いたなら、
いずれは秀爺や大山氏に勝るとも劣らぬ「無二の個性」を築くのだろうか。

 私は自分の声に自信がない。もっと綺麗な声が出たら、と思う事がある。
かなり昔に、ある人から言われた。お前は声だけ聞くとオトナだな、と。
 その人は電話で私の声を聞き、とても落ち着いた人だ、と感じたそうだ。
ところが実際に私に会うと、電話からは想像できない若造だと思った、と。

これは性分だから仕方がない。でも変えられるなら変えたい。

まんてん二世か

 今夜のNHKプレマップでは、明日から始まるドラマ8の新番組
「ふたつのスピカ」について紹介していた。ちなみにスピカとは、
おとめ座の恒星の名であり、日本では「真珠星」と呼ばれる。

 「ふたつのスピカ」の原作は2001年から続いている漫画だそうだが、
私は生憎知らない。NHKでは数年前にBS2でアニメを放映したという。
 そして今回、実写ドラマ化ということだが、何しろ原作を知らないから
ドラマだけ見ても楽しめないような気がする。アニメも見ていない。

 プレマップで「宇宙飛行士を目指す少女の物語」と聞いた時はすかさず、
これは2002年の朝ドラ「まんてん」の二番煎じか、と思ってしまった。
 ただし「ふたつの〜」は、近未来の宇宙飛行士養成学校が舞台である。
またヒロインの父親は宇宙ロケット開発に携わった技師、という設定。

 ヒロインは養成学校に入学し、同級生たちと宇宙飛行士を目指すようだが、
宇宙飛行士になれるのはごく少数。同級生たちは互いをライバル視し、
狭き門を突破すべく日夜勉学と訓練に励む、という展開になりそうである。

 ちなみにプレマップでは、学校の教官と思しき男がヒロインに向かって、
お前は宇宙飛行士になれない、と冷たく宣告する場面が映された。
 ヒロインの父親が開発に携わった宇宙ロケットが事故を起こし、
多数の犠牲者を出したという事実ががネックとなっているらしい。

 ちなみに教官を演じるのは田辺誠一。この人は「風林火山」で
小山田信有を演じていた時から、あまり好きになれなかった。
田辺が出演する、という一点だけでもドラマを見る気にはならない。

 最近木曜日は少し帰りが遅い。たまに八時前に帰っても、
八時から見るのは「京都地検の女」。但し今のシリーズは
寺島進がレギュラー出演している点が私的に若干マイナス。

でも結局、私はスピカよりも鶴丸あやを選ぶことになると思う。

 ちなみに寺島もチョイ役ではあったが「風林火山」に出演していた。
彼が演じたのは、山本勘助が初めて斬殺した野武士の役だった。

ナベサダ悪戦苦闘

今朝のNHK「課外授業ようこそ先輩」はナベサダこと渡辺貞夫が「先生」。

 見た目若いナベツネ、ではないナベサダ氏は御年七十六歳とのこと。
もう三十年ぐらい前だろうか、ヤマハのCMに御本人が出演したのは。
 自身の作品をBGMに、ナベサダ氏が新発売の原付を目の前にして
「ヤマハタウニィ、僕のバイク」とアピールしていたのを今も覚えている。

 タウニィのCMはその後続編が作られたが、むしろこの続編のほうが
当時の視聴者の記憶に残っているかもしれない。私も何度か見た。
 内容は、ナベサダ氏がタウニィでどこかの工事現場を通りかかったら、
そこで作業員のオジサンがタウニィをベタ褒めする、というものだった。

 オジサンはナベサダ氏に「これあんたのバイク?いいなぁ〜」等々、
「いいなぁ」を連発し、一部では「いいなぁおじさん」と揶揄されたとか。
 当時読んだ雑誌には、工事現場のオジサンがナベサダを食った、
とまで書かれていた。世界のナベサダもタジタジ、ということか。

 ナベサダ氏は栃木県宇都宮市出身。戦争末期の空襲で家を焼かれた。
戦後間もないころに友人の親が経営する映画館で「ブルースの誕生」
なるアメリカ映画を鑑賞し、その中で十歳の少年がサックスを吹く姿に
心を奪われたという。氏がジャズに傾倒するのはそれから後の事。

 ナベサダ氏が「課外授業」に訪れた宇都宮市立中央小学校は、
六年生が一クラスしかない。県庁所在地にして中核市であり、
人口五十万余の都市の小学校にしては、何とも寂しいものである。
これは少子化ばかりでなく、ドーナツ化現象も影響しているのだろう。

 ナベサダ氏は自己紹介で「僕の事はサダオと呼んで」等々アピールし、
得意のサックスプレイで児童に語りかけるが、反応はすこぶる悪い。
 そこでナベサダ氏は、西アフリカ出身の打楽器奏者ンジャセ・ニャンを
教室に招き入れて雰囲気を盛り上げようとするが、児童は戸惑うばかり。

 いったん控室に戻り、こりゃやりにくい、と嘆くナベサダ氏だったが、
彼が去った教室では児童たちが打楽器に興味を示し始めていた。
 教室に戻ったナベサダ氏は、児童たちの様子を見て自信を持ったのか、
彼らに自分の椅子を打楽器替わりに叩かせ、リズムの基本を教える。

 そして彼らは体育館に移り、多数のブラジル製打楽器を目の当たりに。
地元宇都宮で活躍する打楽器チームがサンバのリズムを披露すると、
自分たちもカッコ良く叩いてみたい、と考え始めたようである。

 児童たちは思い思いに打楽器を選び、それぞれが練習に入る。
大型のスルド、中型のカイシャ(スネアドラム)は比較的簡単、
しかし小型のヘピーキを選んだ児童は悪戦苦闘を強いられた。
叩くリズムが難しく、ナベサダ氏も教え方に苦労していた模様。

 それでもヘピーキを選んだ児童は努力を重ねる。一部の女子は
下校前に校庭で練習。手で膝を叩いてリズムを覚えようとする。
 そして翌日、ヘピーキ隊は別室に集まり特訓。顔ぶれは女子が多く、
三人ほどの男子は圧倒されっぱなし。練習にも身が入らない。

 しびれを切らした一部の女子は、男子に対し強引に個別指導。
ある女子は叩くリズムを数字に置き換え、黒板に書いて見せた。
これで男子もコツを掴んだようである。次第に形になってきた。
 
 体育館での最終練習では、ナベサダ氏がヘピーキ隊に対し、
簡単なリズムでの演奏を提案。しかし児童たちは納得できず、
当初のリズムで演奏したい、とナベサダ氏に「直訴」。 
彼らの演奏にナベサダ氏も考えを改め、当初のリズムを採用。

 そして最終の音合わせが済み、児童たちは屋外へ出て「演奏」。
ただし全校児童への披露ではなく、どこかの公園での単独演奏。
 初日は声を出すことさえ躊躇っていた児童たちも、すっかり打ち解け
サンバのリズムを刻んでいた。ナベサダ氏も「後輩」の変容に満足。

 せっかく腕前を披露するなら、全校児童の前で行うのが良かったのでは。
しかし今回打楽器に挑戦した児童の中から、ジャズの世界に開眼し、
ポスト・ナベサダを目指す大物が現れるかもしれない。

ちなみに今回のナレーターは佐藤藍子であった。

 なお次回の「先生」は俳優の篠井英介。昨年の朝ドラ「瞳」で
オバサンみたいな「ローズ」を演じた男である。

水曜夜のウサギ

 昨夜のNHKためして!ガッテンは「スロージョギング」がテーマ。
速く走るのではなく、背筋を伸ばし地面を蹴らずにゆっくり走る。
それによって体の血行が良くなり、メタボリック予防につながる。
そして脳の活性化で認知症予防に有益、と良いことずくめらしい。 

 番組終盤には出演者全員が講師と共にスタジオ内をジョギング。
山瀬まみはホットパンツにオールスターを履いていたのであった。
彼女も案外足が細い。とはいえ上戸彩ほど不健康な感じではないが。

 山瀬以外のゲストは片岡鶴太郎「画伯」と本間長子、ではなく藤田朋子。
二十一年前の「ノンちゃん」も今や渡鬼ファミリーの立派な一員である。
 ちなみに昨夜はジョギング実践を無理やり入れて時間が押したのか、
エンディング恒例のワンフレーズ披露が省略されてしまった。

 ガッテンが終わると次は鈴木奈穂子(なおこ)アナの「プレマップ」。
以前は夜八時前の、気象情報直前に挿入されていたのだが、
今春から八時四十五分前に移動。「もうすぐ九時」は誇大表示だ。

 昨夜の鈴木アナは夜十時からの「ヒストリア」について紹介したが、
ここで「父」を「ち」と、アクセントを前に置いて発音していた。
これには家人共々吹き出した。これではドラゴンボールのチチだ。

 八時四十五分のニュースは敬遠し、久しぶりに「笑ってコラえて」に変えた。
昨夜は特番だったらしい。私が見た時はウズベキスタンからの留学生が
浅草や日光東照宮などをスタッフと共に見学する場面が映っていた。
 「笑って〜」は今春から八時台に移動してしまい「ガッテン」とバッティング。
今春の日テレ番組改編は、私にとってはあまり好ましくないものである。

 留学生密着企画の途中でCM。JTルーツの新キャラは仲村トオルか。
ロッテのフィッツというガムのCMは初めて見たが、BGMが何とも奇妙。
 最初にCMキャラの名前を連呼し、かむんとふにゃんふにゃん云々、
と歌が流れる中で、佐々木希らがパラパラみたく踊りまくるのである。

 このCMは二種類あり、昨夜は最初に佐々木が登場し、続いてマメシバ、
ではなく佐藤健が登場するバージョンが立て続けに流された。
 佐々木バージョンでは渡辺直美がどさくさに紛れて体を揺すっていた。
それなら佐藤バージョンには去年のNHK紅白みたく、小島よしおを
紛れ込ませたらもっと受けたかもしれないのに。それは逆効果か。

 紅白といえば、浅田真央のロッテクルミオCMは赤と白が目立っていた。
これがもし、クルミオふにゃん云々とBGMが流れて真央がクネクネ踊り、
というCMだったとしたら、ロッテに対し抗議が殺到しただろうか。

 この「かむんと〜」というBGMを歌っているのは、たむらぱんという歌手らしい。
CMでは画面右下に名前が映っていた。たむらぱんとは見覚えのある名前だ、
と思っていたら、昨日の新聞に彼女のセカンドアルバム発売広告が載っていた。

 検索で調べてみると、一部の記事では彼女を「年齢非公表」と紹介していた。
しかしWikiには生年月日が明記されていた。彼女は1980年8月9日生まれで、
所謂アラサー。スズキの軽自動車みたいな芸名は仏語の「ウサギ」に由来。

 デビューは2002年ごろらしい。新聞広告はショートヘアの顔写真付き。
現在発売中のアルバムは「ノウニウノウン」だそうだが、このタイトルは
英語のknow(現在形)-knew(過去形)-known(過去分詞)が由来か。

 広告によると、ノウニウノウンはDVD付き限定盤と通常発売盤とがあり、
この二種類はジャケット写真が微妙に異なっている。熱心なファン様は
二種類とも買い揃えるのだろう。そこまでして売り上げを伸ばしたいか。

この手のミュージシャンは、紅白など眼中にないのだろうな。

Appendix

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     女性の足と履物が好きという、一寸風変わりな男です。
    人生いろいろ、フェチもいろいろ。


    ※管理人Q&A

    Q1.ソマツの「足(靴)フェチ」歴は
     何年ぐらい?
    A1.恐らく物心ついた時からなので
     少なくともン十年以上かと。

    Q2.「足(靴)フェチ」とは何か?
    A2.簡単に言うと「男が女の足や
     靴に性的興奮を覚える」事。
     詳しい事は検索などで確認を。

    Q3.女の人の足や靴のどこに
     魅力を感じるのか?
    Q3.嗜好は人それぞれだが、
     私は脚線や爪先に惹かれる。
     靴は履き潰され傷んだものが
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    Q4.自分の「足(靴)フェチ」を誰か
     にカミングアウトしたことある?
    A4.ネット上では既に公表済み。
     リアルでもごく一部の人にだけ
     告白したことがある。

    Q5.「足(靴)フェチ」になった
     きっかけは何か?
    A5.分からない。気が付いた時は
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    A8.決して良いことではないけれど
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     楽しむならば悪くないと思う。
     でも若干の後ろめたさはある。



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