☆このブログについて☆

 当ブログへようこそ。ここでは「些細な事、どうでもよい事へのこだわり」をテーマに、
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フェチ嗜好やアダルト的表現を含まないエントリーも多々存在します。

2.文中には管理人の「好き嫌い」や思想信条等がやや過激に表現されることがありますが、
これらはあくまで管理人個人の意見であり、他者への中傷等を意図するものではありません。

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Entries

因縁のNHK杯

 今シーズンのNHK杯が今日から始まった。女子シングルは午後七時半から放映。
今年は解説に八木沼純子が起用された。八木沼といえばフジ、という印象だが、
彼女は今季限りでフジと契約が切れたのか。それとも荒川静香が多忙なのか。
しかし多忙なのは八木沼も同じだろう。彼女は九月に結婚披露宴を終えたばかり。

ちなみに実況は昨シーズンに続き「優勝請負人」刈屋富士雄アナが担当。

 私は当初ワンセグで視聴したが、音質が良くない上に文字放送は途切れがちである。
刈屋アナは八木沼との会話の中で、八木沼が三位に入賞した94年のNHK杯を
実況した事を明かしていたが、そうした会話に文字が追い付かず流されてしまった。
 またテレ朝のワンセグでは、選手が技に入る前に技の名称を文字放送で表示したが、
NHKワンセグはそこまで達していない。ただし刈屋アナが実況で技を紹介していたが。

 今大会は男子が小塚、そして復活にかける高橋大輔がエントリー。大輔は一昨年、
NHK杯で連覇を達成したが前回は故障で欠場、今季のGPシリーズは相性の良い
NHK杯からスタートした。ニュース7によれば大輔はSPを四位で終えたという。
なお小塚はジャンプで転倒しSP五位。二人とも明日のフリーで挽回を狙う。

 女子はロシア大会優勝で波に乗る安藤美姫、フランス大会を上回りたい中野友加里、
そしてもう一人、明治大学に在学中の石川翔子がエントリー。放映開始の時点では
石川の演技は終了していたが、録画で紹介された。石川は今季からGPに参戦。

 安藤は一昨年のNHK杯で苦汁をなめた。 同大会ではSPで二位に付けたものの、
フリーが七位と振るわず、総合順位は四位で表彰台を逃してしまったのである。
 同大会を制したのはコストナー。彼女はSP、フリーとも首位で文句なしの優勝。
そのコストナーは今季不振にあえいでいる。GPファイナル進出は相当難しい模様。

 そして今大会には、一昨年のNHK杯で安藤と競り合ったライバルたちも顔をそろえた。
マイヤーは一昨年の大会で安藤を下し総合二位、レピストは一昨年は総合五位。
 しかしマイヤーは今季初参戦であり、一方のレピストは今年のヨーロッパ女王である。
この二人に加え、今季のロシア大会で安藤と火花を散らしたワグナー及びレオノワ、
そして五輪を目指す中野といった顔ぶれは、安藤を易々と勝たせてくれそうにない。

 一昨年のNHK杯は仙台で行われ、女子実況は森中直樹アナが担当した。
森中アナには申し訳ないが「メダルと相性の良いアナウンサー」は存在する。
現に刈屋アナが女子実況を担当した去年は日本選手が表彰台を独占した。
ちなみに森中アナは「今年も」女子選手へのインタビュアーに徹していた。

 番組冒頭に流れたVTRでは、安藤の不振を「四回転にこだわったため」とし、
今の安藤はジャンプよりも演技に磨きをかけている、と紹介していた。
 確かに一昨年の大会では、本番直前まで四回転への挑戦をほのめかし、
本番では四回転を避けるといった場面が見られた。しかし今は四回転を
どこかへ置き忘れたかのような印象を受ける。本心は分からないが。

 その安藤は後半グループ五番手の滑走。中野は三番手の滑走である。
後半グループ一番手はマイヤーだったが、電話に応対して見逃した。
二番手のワグナーはSP今季自己ベストの五十六点台を記録し首位に。

 中野はワグナーの後で気後れしたのか、最初に連続ジャンプを飛ぶはずが
単発に終わり、その後も連続ジャンプを出せないままSPを終えたのだった。
 中野のSPテーマ曲「オペラ座の怪人」は、彼女のイメージに合わないのでは。
オペラ座の怪人ならぬビッグハットの舞姫には、もっと相応しい曲があろう。

 ロシア大会SPでの、弾けんばかりの演技が印象的だったレオノワは、
アウェーで緊張したのか少し硬さが見られた。しかもジャンプで転倒。
それでも笑顔は忘れず、刈屋アナも「表情が素晴らしい」と褒めていた。
 ちなみに私は当初、彼女のファーストネームを「アリーナ」と覚えたが、
日本語表記は「アリョーナ」が正しいようである。今回はテロップにも
「アリョーナ」と表示され、刈屋アナもアリョーナと発音していた。

 安藤はモーツァルトのレクイエムをバックに滑ったが、最初の連続ジャンプを
何とかこなしたものの二回目のジャンプで転倒。しかしステップで巻き返し、
ワグナーとは僅差の二位。転倒がなければ安藤は首位に立っていた。
 ジャンプの転倒は、回転を終えてからの転倒だと加点が配慮されるらしい。
回り切らないうちの転倒は加点対象外となり、相当不利になるという。

 レピストは転倒こそなかったが、最初の連続ジャンプは二発目が回り損ね、
その後の滑りも高評価につながらなかったようで点は意外に伸びなかった。
 SP終了時点の順位は、ワグナーが首位で安藤二位、中野三位と続き、
以下レピスト、レオノワと続きマイヤーは八位。石川は十位となった。

 安藤はジャンプが思い通りに飛べなかった事をインタビューでも悔いており、
弱気が少し顔をのぞかせた。ステップを褒められても「あれは良くなかった」
と納得が行かないようだった。今日の反省を明日に生かしてほしいと思う。

SP二位発進、という結果は一昨年と同じ。しかし今の安藤は一昨年と違う。

大阪は歌の街

 今夜はNHK総合で「歌コン」に代わり「わが心の大阪メロディー」が放映された。
「歌コンの代わり」というよりは「大阪局制作の歌コン」というべきかもしれない。
(以下「わが心の大阪メロディー」を「大メロ」と略記させていただく)
 「大メロ」は2001年の大阪局新局舎完成を機に始まり、今年が九回目。
放映時期は毎年11月3日、すなわち「文化の日」と決まっているようだ。

 NHK総合では今年の正月にも大阪局制作の歌番組を放映していたが、
それは「大メロ」と別物なのだろう。ちなみに正月歌番組の司会は
大阪局の上田早苗アナだった。今年の「大メロ」司会は上沼恵美子と
高山哲哉アナ。高山アナは現在広島局在勤であり、今回は特例で
司会に抜擢されたようである(Wikiには「出張扱い」と記されていた)。

 しかし紅白やオンバトで芸人と絡んだ高山アナも、上沼にはタジタジ。
高山アナは司会挨拶の直後、さっそく上沼に「元気やしイケメンやね。
NHKアナウンサーには珍しい」と持ち上げられ苦笑。上沼のイジりは続き、
独身かと聞かれた高山アナは真顔で「結婚して子供がいます」と返答。
 それを聞いた上沼が一瞬すねた様な態度になり、高山アナが慌てて
上沼の機嫌を取ろうとすると「冗談やがな〜」と笑われてしまった。

 高山アナはその後も、上沼のボケに突っ込むタイミングを逸してしまい、
彼女が逆に突っ込む場面も。小林幸子が歌う「野崎小唄」が終わり、
上沼が「淀川で洗濯したらブランド物の服が流れて下流で大騒ぎ」
と笑いを取ったが、高山アナは黙って聞いているだけ。そこへ上沼が
「冗談決まってるがな!」と彼をどやした。上沼ペースに飲まれている。

 これが例えば、既に定年となった佐藤誠アナを司会に起用したなら、
上沼の連射"口"撃にやんわりと突っ込み適度に絡んだであろう。
佐藤アナは現在も大阪局に残りラジオの全国番組を担当している。

 「大メロ」が歌コンと異なる点は、司会が二人体制である事の他に、
番組が一時間十五分の枠である事、原則リクエスト選曲である事、
そして番組中に寸劇が入る事であろう。今回は法善寺横丁を舞台に
老舗の食堂を守る夫婦が地上げ屋の嫌がらせに耐える、という物語。

 堀内孝雄と天童よしみが食堂を営む夫婦を演じ、坂本冬美がその娘、
水森かおりが坂本の後輩という設定だった。ジェロは通りすがりの役、
チャーリー浜とその他二人が悪役を演じた。水森はチャーリーの娘で、
彼女が父の悪事を責めて父は地上げを諦める、という落ちであった。
 ちなみに正月に放映された番組でも寸劇があり、この時は出演者が
もっと多かった。島田珠代が壁に叩きつけられる場面は圧巻だった。
 
 出演歌手は大阪出身者、または大阪に縁のある人が選ばれていたが、
大阪を舞台にした曲を彼らが歌っているとは限らないのである。
 だから「中の島ブルース」をジェロが歌ったり、堀内孝雄と水森かおりが
「ふたりの大阪」を歌うといった現象が起きる。もっとも、物故者の持ち歌は
「当人をあの世から呼ぶ」わけにも行かず「現世の歌手」が歌う事になる。

※「中の島ブルース」は、大阪を歌った二番だけ披露された。

 天童よしみが「王将」「世界の国からこんにちは」と、浪曲調の大物の曲を
代わりに歌ったが、今の男の歌手は何をやってるんだ、とも思ってしまう。
もっとも氷川きよしが「王将」を歌っても、まるきり別の歌になってしまうだろう。
 ちなみに天童は三十年ほど前、ちょうど車で通りかかった村田英雄から
直々に声をかけられ、以後村田から可愛がってもらったそうである。

 なおジェロはデビュー前に大阪に住んでいた事があり、大阪を「第二の故郷」
と慕っているという。そして「大阪ジュエル」を歌っている事から「大メロ」に
呼ばれたと思われる。では小林幸子はなぜ呼ばれたのか。彼女は新潟出身で、
大阪とは縁がなさそうだが、来年の奈良遷都千三百年記念イメージソングを
歌っている事が縁となったのか。Wikiによれば彼女は柏原芳恵と仲が良いとか。
その柏原は大阪市出身。でもコテコテの大阪ソングは歌っていないだろう。

ナントカファイブ

 十月も終わりに近づき、NHKではそろそろ紅白のPRが目立ってきた。
今年の「応援団」はテリー伊藤と関根麻里。去年も同じだったか。

 この時期の歌コンは「プレ紅白」の意味合いが強くなるのかもしれない。
歌コンに定期的に顔を出す歌手は、紅白出場の可能性が高いだろう。
 もちろん、歌コン常連全員が紅白に出場できるとは限らないが、
歌コンで視聴者に顔を覚えてもらう事は重要なセールスとなる。

 今夜の一番手は氷川きよしだったが、若は一昨日「のど自慢」に出場し、
やはり「ときめきのルンバ」を歌った。今夜は違う曲を歌えば良いのに。
 
 美川憲一サマは「新潟ブルース」を披露。この曲には少し思い出がある。
かなり前の事だが、仕事場の仲間と飲んでカラオケ大会に突入した際、
先輩がこの「新潟ブルース」を歌った。その店にはレーザーカラオケがあり、
「新潟ブルース」のメロディと共に新潟市の盛り場などの映像が流れた。

 そして曲の三番二節目「青い灯が揺れる新潟駅よ」の部分では、
新潟駅の様子が映し出されたのである。私が見たその映像は、
昼間の新潟駅万代口と、ホームから急行列車が発車する場面。
ホームでは駅員が発車の合図を送り、急行がホームを離れて、
それを女性が追いかけようとする映像が歌の終わり近くまで流れた。

 私は先輩の歌声もさることながら、バックの映像に見入ってしまった。
その後も何度か「新潟ブルース」をカラオケで聴くチャンスがあったが、
機器やソフトの更新があったのか、やがて急行発車のシーンは消えた。
今は歌詞に合わせて、夜の新潟駅万代口駅舎が映されるようだ。

 美川サマは「盛り場歌謡」が生まれる背景を、盛り場は社会の縮図であり
多くのドラマが生まれるからではないか、と語っていた。新潟の盛り場にも
無数のドラマが埋もれているのかもしれない。誰かが以前、岐阜の柳ヶ瀬を
訪れた際の印象として、柳ヶ瀬は昼間訪れても薄汚れた街でしかない、と
語っていたのを思い出した。盛り場は夜になれば煌めく世界となる。

 せんねん灸の石原洵子は西田佐知子のヒット曲「赤坂の夜は更けて」を披露。
家人はこれを聴き、西田佐知子はもっと落ち着いた歌声だった、とつぶやいた。
そして続けた。西田佐知子は結婚してから全く歌わなくなってしまった、と。
彼女の息子は、昨今鉄道タレント?としても活躍する関口知宏である。

 「氷雨」は日野美歌バージョンは何度か聴いたが、佳山明生バージョンは
あまり聴いた事がない。この曲は女性が歌う方が似合っている気がする。
 「新宿の女」は藤圭子のデビュー曲だという。私は青江三奈かと思っていた。
藤圭子自身は今も歌っているのか。今は「宇多田某の母」というイメージが
強すぎるような気もする。ちなみに今夜「新宿の女」を歌ったのは小村美貴。

 山川豊も今夜は他人のヒット曲を歌った。彼が歌った「哀愁の街に霧が降る」は
1956年に山田真二という歌手がヒットさせたという。私が生まれる前の話だ。
 そこに行くと「中の島ブルース」は聞き覚えがある。今夜は一番と三番だけ。
前川清のバックは、内山田洋の死後も「クール・ファイブ」を名乗っている。
かつての「内山田洋とクール・ファイブ」は今や「前川清&クール・ファイブ」。

 鶴岡雅義と東京ロマンチカの「小樽のひとよ」は、最近も歌コンに登場したはず。
小田切アナが冒頭、メンバーの浜名ヒロシが今月二十四日に逝去したと発表。
浜名は一時期、三條正人に代わりメインボーカルを務めた時期があったらしい。
曲が始まると家人が三條を指さし、この男は香山美子のダンナだとつぶやいた。

 時代の歌こころの歌には増位山関(現・三保ヶ関親方)が登場。
元大関は若いころから地方巡業の余興で歌わされたそうで、
それを知った業界関係者がレコードデビューを持ちかけたという。
 元大関自身、昔から歌い手に憧れていたそうで、風呂場で歌を練習し
レコードデビューを果たした由。元大関いわく、ビブラートはフランク永井、
コブシは三橋美智也、ファルセットはロス・プリモス森聖二を真似たとか。

※森聖二は今月十八日に他界。ロス・プリモスも先日歌コンに出演した。

 後半の一番手は山内惠介。家人は山内を見て、ホストみたいだと笑った。
ホストを見た事あるんか、と私が突っ込むと「ドラマにホストが出てるだろ」。
山内は「イケメン3」の一人だそうだ。また氷川きよしの「弟分」らしい。

 お笑い関係ではイケメン3ならぬ「イケメン5」なる集団も存在するらしい。
宝塚歌劇団には一時期「アクア5」というユニットが結成されたという。
アクア5は一昨年、歌コンにも出演したそうだが私は見なかった。

やりやがったな、うめえ

 フィギュア09GPロシア大会は男子フリーが「プルシェンコ劇場」の様相を呈し、
女子フリーは日本選手二人の明暗が分かれる結果となった。
 女子は上位陣の乱れで安藤美姫がいわば「棚ボタ優勝」を飾ったが、
浅田真央はトリプルアクセルの呪縛を振り切れず五位に終わった。

 現時点で真央のGPファイナル進出は相当難しくなった。ライバルたちが今後
派手にコケて自滅しない限り、真央はファイナリストの道を閉ざされてしまう。
 もっとも見方を変えれば、今後はGPに振り回される事なく五輪に向けての
調整に専念できる、とも言える。今季GPを敢えて序盤の戦いに集中したのは、
真央がファイナルを逃した場合も考えての選択だったのか、と思いたくなる。

 私も含め、真央に多くを期待する人たちは、彼女が東京開催のGPファイナルで
二連覇を果たし、その高いモチベーションのまま五輪に突入、というシナリオを
思い描いていた事だろう。それが早くも根底から覆されようとしている。
 十九歳の「世界女王」に当初から高いハードルが課されるのは致し方ない。
しかし真央とて神ではない。ハードルの高さに怯え不安を抱く事もあろう。

 神はなぜ真央に試練を与えるのか、と中継冒頭のナレーションは問いかけた。
ナレーションは続けた。神は困難を乗り越える者にのみ試練を与える、と。
 真央がトリプルアクセルを決められない事が試練だというなら、
安藤がトリノで惨敗し、右肩を痛め満足に滑れなかった事実は
今の真央以上の試練であろう。安藤は一時引退を考えたものの、
今春の世界選手権で表彰台に立ち、試練を乗り越えたのである。

 かつて真央が世界の頂点を争っていた時、安藤は対照的に低迷していた。
一昨年の世界選手権で頂点を極めて以降、安藤は一時的に目標を失い、
さらに肩の故障もあって銀盤上で演技を止めてしまった事もあった。
 練習中モロゾフコーチに叱咤され涙ぐむ安藤の姿もVTRで紹介されたが、
その涙と悔しさ、屈辱をバネに彼女はどん底から這い上がり銀盤に戻った。

 安藤は昨季、ファイナル進出を逃し涙に明け暮れた。今季は初陣を勝ち抜け、
笑顔をほころばせた。真央は終始うなだれ、笑顔を見せる事はなかった。
 この二人は立場が逆だった事もある。真央が終始笑顔を振りまく一方で、
安藤が悔し涙をこらえる場面もあった。二人の明と暗はまた入れ替わろう。

 二人が銀盤上で揃って笑顔を見せる時は来るのだろうか。二人は仲間であり、
そして「女王の座」を競い合う好敵手でもある。真央はキム・ヨナと戦う以前に、
安藤美姫という「越えるべき存在」を追わねばならない。今回の直接対決は、
一度どん底を経験した安藤に軍配が上がったが、借りはいつか返すものである。

 真央は冒頭のトリプルアクセルで転倒し、二度目のアクセルは回転不足で失敗。
以後は後半の連続ジャンプも決められず、気持ちの乱れがステップにも現れた。
ステップはメリハリに欠け、音楽のイメージを表現できていないように感じられた。
フリーの得点は百点に満たず、総得点は百五十点を超えるのが精一杯だった。

 安藤は「飛び抜けた演技」とまでは行かなかったが、独自の世界を醸し出し、
連続ジャンプでの転倒を後に引きずらなかった。金色をちりばめた衣装は
クレオパトラをイメージしたという。合計点は女子選手唯一の百七十点台。
もっとも荒川解説によれば、安藤は練習時に比べ硬さが見られたらしい。

 SP首位だったシェベスチェンはジャンプがことごとく失敗。高さの不足が
着氷の乱れとなり、連続ジャンプは回転不足となって決められなかった。
総得点は百五十点を下回り、結果として真央と入れ替わりで六位に。

 アメリカ陣はSP二位のシズニーがジャンプ転倒もあって四位に甘んじた。
一方で若いワグナーがミスを最小限に抑えSP五位から二位に浮上。
 地元期待のレオノワは前半にジャンプの失敗があり演技も硬かったが、
後半は連続ジャンプを決めると笑顔が戻り勢いに乗って演技を終了。
結果は三位だったが、点数が不満だったのかキスアンドクライで笑顔はなし。

 女子が逆転劇を見せたのに対し、男子はいわば「鉄板勝負」であった。
小塚は果敢に四回転に挑んだが手を付いてしまった。ステップは中盤と
終盤に織り込み、後半にはジャンプを四度立て続けに入れてきた。
テーマ曲の「ギターコンチェルト」は布袋寅泰の演奏、と清水アナが紹介。
結果はジャンプで二度失敗し、総得点は214.63点。総合順位は二位。

 プルシェンコはフリーでも四回転を難なく決めた。しかも三回転とのコンビ。
そして最後のジャンプを決めると右手を高々と上げ人差し指を突き出した。
そのまま最後のステップに入り、演技終了後も再度人差し指を立てた。
今日一番の演技を見せてやる、と観客及びライバルに宣言したかのよう。
総得点は二百四十点台に乗り、小塚と二十点以上の差で文句なしの優勝。

 小塚は十二歳のころ既にプルシェンコを目標としていたらしい。
その「目標」との初の直接対決は「目標」の圧勝で終わった。
小塚は「目標」の背を追うが、その前には壁が立ちはだかる。
プルシェンコの前には織田信成、高橋大輔という高い壁がある。

 男子解説の佐野氏はプルシェンコを絶賛。憎たらしいほど強い、と言い切った。
冒頭に大技を繰り出しつつスタミナを持続する巧者ぶりに「うめえ」と舌を巻いた。
これが金メダリストの実力だ。日本選手で「うめえ」と言われるのは誰なのか。

イナカナ

 NHK「おは日」六時台では、およそ六時半過ぎに地方局からの中継が入る。
中継は一分ほどの短いもので、それが終わると渕岡予報士が登場する。

 今朝の私は、その地方局中継の時間はテレビ画面に背を向けていた。
探し物やら新聞記事の拾い読みやらで、テレビは音声だけ聞いていた。
 島津アナが中継先に向かって、サイトウさんと呼びかけた声が聞こえ、
それに続いて男性の声が聞こえた。それがどうやらサイトウさんらしい。

 サイトウさんは中継先から何かを伝えていたが、私は生半可に聞いていた。
その中継レポートの一部は、私の耳には次のように聞こえたのであった。

金沢市は銀杏の生産量が全国第一位なんです」

 そんな話は聞いた事がない、と思っているうちに、サイトウさんは続けた。
愛知県の今日の天気は云々、と。いつから金沢は愛知県になったんだ。
しかもその後、島津アナから訂正のコメントはなかった。いよいよ変だ。

 私は探し物を終え、少し思いを巡らせた。名古屋放送局には斉藤孝信という
賑やかなアナウンサーがいたが、彼は金沢局に転出したのだろうか、と。
そして「金沢市からの中継」の際、つい古巣の癖が出てしまったのか、と。
しかし朝は忙しい。出社を控えそれ以上調べる余裕などなかった。

 仕事を終え帰宅後、私は検索をかけてみた。「銀杏 日本一 生産量」と。
Googleで一番最初に表示されたのは「銀杏(ぎんなん)のまち 祖父江町」。
リンク先を開くと、愛知県稲沢市祖父江町の話題が載っていた。

 今朝の「おは日」の中継先は、金沢ではなく稲沢だったのである。
だから名古屋局の斉藤アナがレポーターとして登場したのである。
 そして「愛知県の今日の天気は」と締めくくったわけであった。
もちろん彼は金沢に転出していない。名古屋在籍のままである。
私が勝手に聞き違えて、勝手に妄想を膨らませただけだった。

 祖父江町はかつて独立した自治体だったが、2005年に稲沢市に併合された。
祖父江の銀杏は実が大粒だという。元々は冬の強風を避ける防風林として
家の周囲などにイチョウが多く植えられ、その実が古くから出荷されたらしい。

 稲沢という名は鉄ヲタにとっても特別な響きがある。稲沢には1925年に
貨車操車場が開設され、以後およそ六十年にわたり機能してきた。
 国鉄時代には吹田、新鶴見と並び東海道本線の主要操車場として存在した。
旅客駅は操車場の片隅に間借りしているという感じで、貨車が我が物顔で
広大なヤードに鎮座していた。稲沢では電車さえ遠慮がちに走った。

 稲沢操車場には名古屋および岐阜周辺の貨物取扱駅から貨車が到着し、
操車場で発送先へ向かう列車へと振り分けられ、各地へと旅立っていった。
 そして各地から名古屋、岐阜近辺に向かう貨車も稲沢で一旦解放され、
その後に最終目的地へ向かう列車に付けられ操車場を後にした。
操車場はいわば、貨物にとっての乗り換え駅であり案内所であった。

 自ら乗り換え列車を選べない貨物のために、ヤードシステムは考案されたが、
高速化と正確さが求められる時代にあって、人手と時間を要する操車作業は
荷主から敬遠されるようになり、やがてトラック輸送が鉄道貨物を凌駕した。

 国鉄は60年代から操車作業の自動化、省力化に着手したが、トラックの普及と
高速道路の整備は半ば「国策」として、操車場近代化に先駆けて進展した。
 国鉄は70年代後半にはヤード系輸送の限界を悟り、拠点間輸送と物資別輸送に
全力を傾注する事となった。そして1984年1月末を以てヤード系輸送を廃止した。

 全国の操車場の殆どは同年2月以降、その機能を失ったのである。一部の操車場は
輸送基地と称して組成機能を残したが、大部分は信号場へと格下げされてしまった。
そして広大なヤードには使命を終えた黒い貨車たちが並べられたのであった。

 稲沢操車場跡は一部に貨物線が残され、今も時々貨物列車が止まっている。
しかし稲沢駅での貨物扱いはなく、貨物列車の停車は乗務員の交代や
名古屋貨物ターミナル方面へと向かう支線の信号待ちによるものである。

 操車場の一角にはかつて稲沢第一、第二機関区が置かれていたが、
今は愛知機関区として存続している。愛知機関区の発足は1994年で、
それ以降は「愛の前立て」ならぬ「愛の区名札」を付けた機関車が
名古屋近辺の東海道線や中央西線を行き来しているのである。

ちなみに金沢では、金沢貨物ターミナル駅が東金沢駅に隣接している。

 国鉄そしてJRでは、イナザワとカナザワを聞き違えて乗車券を誤発行したり、
荷貨物を誤発送してしまったなどというミスは起きなかったのだろうか。

別世界の女

戦いすんで日が暮れて、銀盤の踊り子は観客を夢の世界へといざなう。

 09GPフランス大会エキシビジョンは「ヨナ劇場」のアンコールに思えた。
Don't Stop Musicをバックに踊る彼女は、黒基調のコスチューム。
舞うたびに腰とヘソが少し見え隠れ。初日SPのボンドガールを彷彿させる。

 そしてアンコールでは007のテーマが流れ、本当にSPの再現となった。
もちろん短縮版ではあるが、ラストの銃撃ポーズも忘れなかった。
彼女が指先の向こうに狙うのは五輪の栄冠か、それともGP女王奪還か。

 真央はヨナの前に登場したが、今回は扇子を右手に舞ったのである。
彼女が自ら「真央カラー」と称したコスチュームは黒とピンクが基調で、
胸下両脇には黒の斜めスリットが入り、真正面腰上にはピンクの横スリット。
しかしピンクのスリットは、遠目には肋骨に見えなくもない。

 真央がエキシビジョンに選んだのは、パガニーニのカプリーズという曲。
彼女は銀盤を滑走しつつ扇子をあおぎ、リラックス感を前面に出した。
ジャンプも失敗はなし。しかし、もう少し弾けても良かったのではないか。
彼女が心の底から「無邪気に、お茶目に」銀盤で舞うのはまだ先か。

 信成は派手目のコスチュームで登場したが、ジャンプで転んでしまった。
男子第二位となったチェコのベルネルはマイケル・ジャクソンメドレーで
会場を盛り上げた。ムーンウォーク風のステップまで披露したのである。

 中野は青系のコスチュームで登場。曲はサラ・ブライトマンのハレム。
実況担当の角澤アナは、エキゾチックな雰囲気が良いと彼女を褒めた。
 女子シングル入賞者が華やかに舞う一方で、米国籍の井上怜奈が
今季限りで引退するという。彼女の人生は決して平たんではなかったが、
今は心から幸福を感じているそうだ。悔いなきGPとならんことを。

 角澤アナといえば、昨日は男子シングルの実況を担当していたが、
彼は佐野氏に実況解説を半ば一任しているかのようだった。
ジャンプなどの判定はプロに任せるべき、と考えたのかもしれない。

 真央はこの後、ほぼ休む間もなく今週末のロシア大会に臨む。
エキシビジョンの演技を終えた彼女に、森下アナは問いかけた。
次に向けての課題も見つかりましたね、と。ふりかかる課題には
真正面から取り組むしかない。課題を避けたら前に進めない。

 人は誰しも壁にぶつかる。それは一流選手とて例外ではない。
現状に満足する事なく、次なる課題を追い更なる高みを目指す、
この繰り返しで人は成長する。現状に甘んじたら成長は止まる。

 ヨナも決して現状に満足してはいないだろう。それこそ別の世界へと
突き抜けるために、自身を一層追い込みライバルに差を付けそうだ。

ヨナは現時点で既に、次元の違う世界に身を置いているように見える。

笑顔で突き抜ける

 09GPフランス大会については織田信成の大健闘が光った半面、
真央はキム・ヨナに完敗した。大会終了後に松岡が中継席で
「真央さんは気持ちを切り替えた」と強調していたのだが、
切り替えた結果が「三十六点差」では、この先が思いやられる。

 もちろんGPシリーズはまだ始まったばかり。選手たちは十二月までの
長丁場を最小限のミスで耐え抜き、東京でのファイナルを目指す。
 加えて今季は五輪という大舞台がある。スタートダッシュが遅れても
中盤でリズムを取り戻し、最終コーナーで勝負に出る猛者もいる。
目先の勝負にこだわらず、彼方のゴールを目指す粘り強さが試される。

 真央はフリーで、二度目に挑戦したアクセルで回転が足りず着氷も乱れた。
さらに最後のジャンプは手付き。何か「鐘」の重さに負けているような感じだ。
 ヨナは前半二度目のジャンプをためらった他は非の打ちどころなし。
後半の三連続ジャンプでは真央のお株を奪って右手を高く上げた。

 ヨナの演技には実況席も賛辞の連続だった。解説の荒川静香に至っては、
これだけ完成されていると却って心配になる、とまで言い切ったのであった。
 荒川コメントを補足すると、選手は何かしら課題がある方が成長できる、
しかしヨナは現時点でほぼ完璧に達している、それが気になるという。

 森下アナのコメントも興味深いものであった。オーサーコーチはヨナについて、
彼女は本気の力を出せば別の世界へと突き抜ける、と評したそうである。
 確かに、この二日間のヨナはただ一人、はるか遠くへと突き進んでいる、
という印象が画面からも伝わってきた。彼女が目指しているのは別世界、
真央との対決やGPシリーズ優勝などを超越した孤高の世界なのか。

 その目指す別世界とはバンクーバーなのか。バンクーバーでの金の輝きか。
四年に一度の頂点に立ったら、今度はどの別世界へと突き進むのか。
 母国の期待を一身に受け、恐らくはライバル以上に練習を重ねているであろう
銀盤の女王は、終わりなき戦いのその向こうに何を見出しているのだろう。
ヨナが「孤高の別世界」への挑戦を続ける限り、荒川の「心配」は杞憂である。

 ヨナは銀盤での戦いにおいても笑顔を絶やさない。憎らしいほどの笑顔である。
彼女は年を経るごとに、その笑顔に妖しさが加わりつつあるように感じる。
 フリー使用曲の「ピアノ協奏曲ヘ長調」は、ともすれば重さが勝りそうな曲調が
ヨナの動きを一層際立たせた。妖しさと力強さが融合したかのような演技だった。
 それは彼女の技量、思い切りの良さも然ることながら、彼女のあの笑顔が
雰囲気を盛り上げている。ベルシー体育館は「ヨナ劇場」に変わったのである。

 今朝のNHK[ようこそ先輩課外授業」で「母校の先生」に扮したロンブー田村淳は、
他人との会話を盛り上げる秘訣として、第一に「笑顔の大切さ」を挙げたのである。
 聞き手が笑顔で接すれば相手も心が安らぎ、自分の事を話す気持ちになる、
そして相手の良いところを聞き出しそれを周囲に伝える事で場がなごむという。
ちなみに会話に際しては、質問を最低五つ用意しておくとネタに詰まらないとか。
 
 淳はさらに会話の秘訣として、相手の話に三種類の相づちを打つことを教えた。
それは「へぇー」「あ〜はいはいはい」「なるほどねぇ」だという。しかしこれらは、
相手に必ずしも好印象を与えるとは限らないだろう。「なるほどねぇ」はまだしも、
「へぇー」「あ〜はいはいはい」は、聞く人によっては不快に感じそうなものである。

 「笑顔」にしても、無理に笑顔を作れば不自然であり、わけもなくニヤけていれば
「ふざけるな」と一喝される。「笑顔の度合い」が非常に難しいところではある。
 淳はテレビ出演について「まず自分が楽しむ」ことを心がけているという。
自分が楽しければ自然と笑顔も出よう。それで場が和めば後は淳のペースだ。

 スケート選手たちはある意味、演技を通じて観客と対話しているのかもしれない。
観客は選手の技と芝居に喝采を送り、選手から勇気や感動を受け取っている。
選手たちも観客に自分の技や生き様を披露し、観客の声援を勇気に変える。

 銀盤の戦いは過酷である。ジャンプやスピンは怪我と紙一重。ステップも疲れる。
選手たちは演技を極めるまでに、数え切れないほどの苦労と練習を積み重ねる。
それでも銀盤の上では、そんな辛さを微塵も感じさせないかのように舞うのである。

 信成はチャップリン映画の音楽に乗り、満面の笑顔で華麗に舞い勝利を手にした。
彼はフリー演技に際し、チャップリンの悲しみも表現したいと語っていたそうだが、
悲しみの中にも笑いを提供した喜劇王の生き様を、信成はオーバーアクションで
演じきったと思う。何より彼は本当に楽しそうだった。まず自分が楽しんでいた。
 
 中野友加里もまた笑顔が印象的な選手である。今季のフリーは「火の鳥」で挑戦。
コスチュームは上半身が炎の飾りで覆われ、胸には火の鳥のシルエットが映える。
 下半身は対照的な黒いタイツ。銀盤上の火の鳥は終始笑顔を振りまいていた。
ジャンプの着地失敗が二回見受けられたが、最終的には総合第三位で大健闘。

そしてヨナである。演技冒頭の遠くを見据えるような笑みは勝利の確信だったのか。

 松岡のコメントによれば、真央のフリー使用曲「鐘」のテーマは「乗り越える」だとか。
真央が銀盤上で終始笑顔を見せたなら、ヨナをも乗り越える事が出来るのだろうか。

はなかみ王子

 ベンザブロックのCMは、今シーズンも仲間由紀恵が引き続き登場する。
先ほど見たバージョンは仲間と乙葉が「共演」していたが、この二人は
2006年のNHK大河「功名が辻」でも共演した。仲間はヒロインを演じ、
乙葉が演じたのは中村一氏の妻。ちなみに一氏を演じたのは田村淳。

 淳が演じた中村一氏も好きになれないキャラだったが、それに輪をかけて
乙葉が演じた一氏の妻は好ましくなかった。嫌悪感さえ抱いてしまった。
 生瀬勝久が演じた堀尾吉晴は山内一豊と比較的親しかったのだが、
中村一氏は明らかに、一豊と距離を置き極度にライバル視していた。

 夫の態度が妻にも伝播したのであろう、一氏の妻は毀誉褒貶にこだわり、
千代と距離を置いた時期もあったように思う。三原じゅん子が演じていた
吉晴の妻が千代と終始親しかったのとは、あまりにも対照的ではあった。
ただし三人は、夫の没後はいがみ合う事もなく過ごしたように描かれた。

 「功名が辻」といえば、テレ朝系で今夜から始まった仲間主演のドラマ
「アンタッチャブル」には浅野ゆう子が重要な役で出演している。
浅野もまた「功名が辻」で仲間と共演していた。浅野の役は高台院。

 仲間がベンザエースのCMに起用されて何年ぐらい経つだろう。
仲間の前は和久井映見が何年か起用されていたものだった。
 もっと以前には小泉今日子も起用されていた。小泉はストレートに
「ベンザエースを買ってください」と視聴者に呼びかけていたものだ。

 最近は近鉄のイメージキャラとしても活躍している「三択の天才」さんは
パブロンのCMキャラを何年続けているのか。彼女は年を感じさせない。
パブロンといえば、かつては中田喜子がCMキャラを務めていたものだが。

 カコナールのCMに一時登場していた千堂あきほは、今何をしているのか。
ストナのCMにはかつて、本田美奈子が起用された事もあったが、
その後は沢口靖子も登場した。かぜはストナで直すとな、の脱力フレーズは
三田寛子がルルのCMで披露した「よく効いてクレマスチン」と双璧であった。

 そのルルのCMは昨シーズンまで木村佳乃が登場していたのだが、
今シーズンからは躍進著しい石川遼クンに取って代わられたようだ。
 遼クンは既にハウス、ロッテ、パテックス、全日空といったCMに起用され、
本業顔負けの稼ぎぶりである。高校卒業後はさらに契約が増えるだろう。
SMAPや玉木宏といった面々もウカウカしていられないのである。

そういえば遼クンは、キシリトールガムのCMで仲間と共演していたな。

 遼クンのキャッチフレーズ「ハニカミ王子」は、最近あまり聞かないように思う。
今はさしずめ「CM王子」か。それともバーモントカレーのCMにあやかって
「カレーの王子さま」か。でも「カレーの王子さま」はエスビーの商品である。
ルルのCMに出るようになったら「はなかみ王子」と揶揄されるかもしれない。

 ちなみに「はなかみ王子」のギャグは数年前、志村けんが「だいじょうぶだぁ」で
披露していた。これは、ひとみバアさんがキャディに扮したコントでのギャグ。

 ところで上戸彩は、かぜ薬のCMにまだ起用されていないのではないか。
上戸は、かぜをひくようなキャラではないと思われているのだろうか。
彼女はむしろ、インフルへの警戒を呼びかける広報が似合うかもしれない。

 浅田真央が五輪で金を取ったら、CM出演の急増が予想される。
でも彼女は、かぜ薬のCMに向かないと思うし、出ないでほしい。

ある軍事評論家

 今夜のNEWS ZEROで、福岡県にある某公立中学校の新人講師の奮闘ぶりが
紹介されていた。その講師は二十三歳の女性で、一学期だけ雇用されたらしい。
 勤務初日は一年生のクラスで自己紹介。生徒は特に騒ぐわけでもなく、
新人講師に対し好物や恋人の有無などといった質問をぶつけていた。

 しかし数日後に二年生を担当した時は状況が一変。授業が始まったにもかかわらず
一部の生徒が教室後ろの出入口からエスケープ。カメラが回っているというのに、だ。
講師は廊下に出て生徒たちを追いかけるが逃げられてしまった。ここまで見ていたら
家人がNEWS23に変えてしまった。新人講師は中学生相手にどう立ち向かったのか。

 ちなみにその中学校の制服は男女ともブレザー。女子は紺のソックス着用だった。
さらに付け加えれば、このドキュメントのナレーターは「樹又ひろこ」であった。

 話は変わるが、今朝の新聞の訃報欄には久しぶりに見た顔と名前があった。
かつて「軍事評論家」として名を馳せた江畑謙介氏が亡くなられたのであった。
国交大臣の「羽田ハブ化」発言に憤る「青春知事」の記事と、何と対照的な事か。
なお江畑氏は千葉県銚子市出身だそうだ。「銚電」にも乗った事があるだろうか。

 江畑氏は湾岸戦争勃発時に、突如NHKの報道番組に登場。その独特の風貌と
緻密な解説で一躍「時の人」となった。江畑氏が当時「NHKの顔」として君臨した
松平定知アナと「共演」したのを私も何度か見た覚えがあるが、湾岸戦争終結後は
江畑氏も一時画面から遠ざかり、松平アナは「ご乱心」で一時謹慎を強いられた。

 NHKの「湾岸特番」では、いわゆる多国籍軍の陣地からイラク本土に向かって
ミサイルが発射される等の映像が流され、江畑氏がその映像に解説を加える、
というスタイルが一般的だった。映像には人の姿はあまり映らず、漆黒の空へ
無数の光の帯となって放たれるミサイルや砲弾が画面に広がるだけだった。

 当時メディアでは連日のように「スカッド」「パトリオット」「インディペンデンス」
といった言葉が飛び出した。スカッドはイラク軍が使用した弾道ミサイルで、
命中精度があまり高くなく、どこへ飛ぶか分からないと言われていた。
 パトリオットは米軍が使用した地対空ミサイルで、スカッド撃墜に活躍。
インディペンデンスは米海軍の航空母艦であり、クウェート付近に展開。

 湾岸戦争終結後も世界各地で紛争は絶える事なく、さらに90年代半ばからは
北朝鮮の動きが怪しくなり、そして今世紀に入ると大規模なテロが起きた。
 軍事評論家と呼ばれる人たちは、冷戦終結後もなおメディアに渇望された。
江畑氏は去年あたりまで時折NHKの報道番組で顔を見かける事があった。
それはスタジオ出演の時もあれば、VTRによるコメントが映された事もあった。

 湾岸戦争が終結した頃だろうか、ある週刊誌で風俗紹介の記事を掲載したが、
その記事は二人の「人物」が風俗施設を訪れ感想を述べ合うという形式だった。
その「人物の一人」は、なぜか風俗行為を軍事兵器に例えて「解説」していた。
今思えばこの「人物」は江畑氏をパロったキャラだったのかもしれない。

 そして同じ頃、週刊少年ジャンプの「燃える!お兄さん」には、独特なヘアスタイルの
キャラが登場した。そのキャラは頭髪がほぼ真横に生えて?おり、それこそ江畑氏を
パロったと思われても仕方のない描き方だった。そのキャラの名は「クイズじじい」。

 クイズじじいは、ある日突然国宝家に現れ、ケンイチたちにクイズを出したのである。
ケンイチたちは無類のクイズ好き(という設定)だったが、クイズじじいの出す問題を
ことごとく外した。クイズじじいはケンイチたちを冷やかし、反撃されてコブだらけに。
それでもケンイチたちは後半になるとクイズに正答し、クイズじじいを驚嘆させた。
じじいの出題の中には、当時人気のあった「十回クイズ」も含まれていたのである。

 クイズじじいは何度か登場したが、最後はケンイチたちに見守られ息を引き取る。
しかし火葬場に運ばれたじじいの亡骸は、火葬場職員の「なぞなぞがしたいな」
の一言で目覚める。ネームにいわく「クイズじじいはクイズゾンビとしてよみがえった」。

江畑氏は生前「燃える!お兄さん」を読んだ事があったのだろうか。

テロップ重複

今夜のNHK歌謡コンサートは、テロップ表示に不具合が生じた模様。

 それは番組の終盤、五木ひろしが「凍り鶴」を歌おうとした時だった。
画面脇に表示される曲名と作詞者、作曲者のテロップ表示のうち、
作詞者表示と作曲者表示が異様だった。作詞者表示の部分は、
本来なら「詞 喜多条 忠」と表示されるはずが「詞」と「喜」が重なり、
画面上では判読不能な「文字」に続き「多条 忠」と表示された。

 作曲者表示も同様で、本来なら「曲 三木たかし」と表示されるはずが
判読不能な「文字」と「木たかし」という字が映し出されていたのである。
 五木の歌が終わると、小田切アナがテロップ表示の不具合を詫びたが、
彼は「作詞者名が間違っていた」と説明した。これは名前の間違いではなく、
映像トラブルだと思うが。それも作詞者、作曲者両名のトラブルである。

 その五木ひろしは番組開始直後の一番手で「長崎から船に乗って」を披露。
私はこの歌を聴くと、昔見た「笑っていいとも!」を思い出す。何年前だろうか、
タモリとさんまが二人で駄弁り続けるコーナーがあった頃の話である。
そのコーナーのタイトルは「日本一のサイテー男」だったかもしれない。

 そのコーナーで二人が、往年の名曲を駄洒落混じりで歌い合った事があった。
そこでタモリが「長崎から船に乗って」の歌い出しを「改変」したのである。
彼は「長崎から船に酔って 神戸で※いた」と歌った(歌詞は一部自己規制)。
対するさんまは小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」を「改変し」「瀬戸わんや」と返した。

まだ他にも「迷曲」があったと思うが、前述の「二曲」は特に強烈であった。

 今夜の歌コンには小柳ルミ子も出演していた。彼女は最近も出演していたが、
今夜は「時代の歌こころの歌」コーナーでの「お呼ばれ」のようである。
 私はこの時間帯には身仕度やらで動き回り、落ち着いて見ていないのだが、
ルミ子サンは歌の最中に嗚咽していた。いったい誰が彼女を泣かせたんだ、
と思ったら、彼女は三年前に他界した母親を偲んで歌ったようであった。

 小柳ルミ子が一時期宝塚に在籍していた事は有名だが、当時の芸名は
「夏川るみ」だったという(Wikiより)。どこかで聞いたような名前だ。

 また彼女は大澄賢也と夫婦だった頃、外反母趾の手術を受けたという。
手術から間もなく舞台に立った際、賢也が彼女の足にキスしたそうだ。
 当時彼女の足には手術の跡が残っていたが、賢也はそれを厭わずに
口を付けたとの事で、彼女はその優しさに思わず感極まったという。
ちなみにこのエピソードは、かなり前に雑誌で読んだものである。

 歌コン最前線に登場した松原健之は、五木ひろし作曲の「マリモの湖」を披露。
松原はルックスもさることながら声が良く、特に高音が澄んでいる感じだった。
 五木は作曲に当たり、松原の声を生かそうと、メロディを高音優位としたらしい。
松原は「コブシにこだわった」との事だが、コブシはむしろ鏡五郎の「契り酒」に
強く反映されていたと思う。鏡を遠目に見た時は里見浩太郎と勘違いした。

 「お・ん・な」を歌った神野美伽は先月「メレンゲの気持ち」にVTR出演していた。
神野の自宅周辺(世田谷区祖師谷だったと思う)にオードリーが取材に行き、
彼の地のグルメや見どころを紹介する企画だった。ある老舗の和菓子店では
「神野銘柄」のあられ等を見本に置いていた。これは神野ファンクラブの会員や
彼女のコンサートに来場した人にだけ発売するという「超限定品」らしい。

 神野は作詞家・荒木とよひさの配偶者でもある。自宅はレッスン場も兼ねており、
オードリーはその威容に終始圧倒されていた。しまいには春日が発声練習に
付き合わされるというオマケ付き。しかし最後は三人が地元の居酒屋で乾杯。

オードリーが歌コンにサプライズゲストで呼ばれる可能性は、現時点では0%か。

NHK人形劇

NHK教育テレビでは今日から人形劇「新・三銃士」を放映する。

 NHKでの連続人形劇放映は十四年ぶりとの事で、PRにも力が入っている。
NHK総合では先週から番宣を繰り返していたが、今朝は八時三十五分から
放映直前PR特番を流した。特番は二十五分モノで、その後はNHK教育で
朝九時から一挙五話分を放映した模様。私はそれを見なかったが。
 ちなみに本放送は、第十話までは毎週月曜から金曜の午後六時、
第十一話以降は毎週金曜日の午後六時からだそうである。

 今回の「新・三銃士」は三谷幸喜が脚本を担当する事が話題の一つである。
三谷センセイは今朝のPR特番にも登場し、番組の舞台裏などを紹介したが、
同氏と共に番組を進行したのは爆笑問題。しかも最初は田中しかおらず、
何でコイツだけが、と思っていたら太田がステージの端からノコノコ登場。

 「新・三銃士」は田中がナレーションを担当するという。それゆえか田中は
中世の騎士の装束で出演。しかもカツラや付けヒゲまで装着し本格的。
 対する太田は「新・三銃士」には関与しないが、田中の出演を受けて
特番に呼ばれたのだろう。太田も騎士の装束だったがカツラなどは無し。

 太田は登場するなりブチ切れ気味で三谷センセイらに食ってかかった。
オレの役はないのか、と。そしてステージ手前の黒子にまで八つ当たり。
 黒子はテロップ代わりの文字を出演者の手前に差し出す役であったが、
これは「人形劇」らしさを強調するという演出らしい。ちなみに太田が黒子に
八つ当たりする場面は、何となくビートたけしの芸風を思い起こさせた。

 しかしなぜ田中がナレーションに選ばれたのか。三谷センセイの御指名か。
三谷センセイはこの劇のキャストについて、自分の思い通りに選考できた、
という意味の感想を述べていた。センセイは田中がナレーションに相応しい、
と判断したのだろうか。確かに太田では個性が強すぎて不向きかもしれぬ。
でも田中の抜擢は意外だ。「三谷劇」なら八嶋智人あたりが選ばれそうだが。

 なお特番のナレーターは戸田恵子だった。この人も三谷作品の常連である。
私は戸田恵子と聞くと、アンパンマンかNHKドラマの「キツいオバサン役」を
想起するのだが、三谷センセイは彼女をお気に入りのようである。
 戸田は「新・三銃士」本編でも主要キャラの声を当てるらしい。ちなみに同作は
主人公のダルタニアンを池松壮亮が「演じる」。池松は浅田真央と同い年。

 そんな若い主人公を支えるがごとく、共演声優はベテランが勢ぞろい。
特番で紹介されたのは山寺宏一、江原正士、高木渉といった大物。
山ちゃんは特番のVTRにも登場し、名作を演じる事に感無量、とコメント。
上記の三氏はダルタニアンと共に戦う三銃士を演じる事になっている。

 女性陣では貫地谷しほりがヒロイン役を演じ、瀬戸カトリーヌが仏国王妃役を、
そして戸田恵子は謎の女役を演じる模様。 貫地谷は今夏に公開された
チェコの人形アニメ映画「屋根裏のポムネンカ」で主人公役を演じたそうで、
それがきっかけで今回抜擢されたのかもしれない。彼女と同い年の上戸彩は
アトムの声を演じているが、三谷センセイは上戸には声をかけなかったのか。

 話が飛ぶが、太田はNHK人形劇のファンだったらしい。彼は好きな人形劇として
「プリンプリン物語」と「新・八犬伝」を挙げていた。私も同作を見た覚えがある。
 一方の田中は、好きだった人形劇を聞かれても答えられなかった。
太田は「コイツはザ・ベストテンしか見なかったから」と笑わせた。

 「プリンプリン」は石川ひとみがヒロインを演じ、主題歌と副主題歌も歌っていた。
同作のキャラではルチ将軍がユニークだった。ルチは悪役だが頭脳明晰であり、
後頭部が異様に飛び出た独特の風貌と共に、憎めないところがあった。

 「新・八犬伝」は滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」を元にした作品だが、
細かいストーリーは覚えていない。坂本九がナレーターだった事は
何とか覚えている。また私はこれを見て「怨霊」という言葉を知った。

 この他には「紅孔雀」「真田十勇士」といった作品も少し見た覚えがある。
私が幼少の頃には名作「ひょっこりひょうたん島」が放映されていたが、
私は見た記憶がない。しかし同作の主題歌は何度か聴いた事がある。
 そして「ひょっこり〜」の名物キャラであるドン・ガバチョはつい最近まで
NHKの各種PRに顔を出していた。この時は名古屋章が声を当てていた。

 また何年か前に、恐らく「アーカイブス」枠だったと思うが、「ひょっこり〜」が
一作だけ再放映された。この中で一瞬流れたBGMは、埼京線各駅ホームの
発車予告チャイムと同じメロディで、私は思わず「埼京線かよ」と突っ込んだ。
 余談だが先日の「ガッテン」では、JR東日本在来線新型特急車両の
車内放送予告チャイムと同じ音色のBGMが使われていた。

 特番に話を戻す。爆問と三谷センセイは人形劇の舞台裏などを紹介したが、
途中で三人は二頭身の操り人形に「変身」した。太田は「人形に変身」して
ニンニキニキニキ、と口ずさむと、田中が「ニンニキじゃねえ」と突っ込み。
だから私は田中が好きになれない。離婚の原因は田中の柄の悪さも一因では。

 太田の人形は下唇を強調しており、それこそ「飛べ!孫悟空」の三蔵法師を
想起させるものだった。太田がニンニキ〜と口ずさむ気持ちも分かる。
 
 三谷センセイはいずれ、太田をゲスト扱いで「新・三銃士」に出演させるだろうか。
となると三谷作品常連の西村雅彦なども出演しそうな気がする。西村はかつて
「もののけ姫」で脇役とはいえ声優を経験している。出すなら悪役だろうな。

トモコしっかりしなさい

 NHKは今日未明から、台風十八号関連報道を断続的に流した模様。
私は午前二時半の台風情報を少し見た。担当は井上二郎アナ。
 井上アナは「おは日」平日四時台と五時台を、高瀬アナと週替わりで担当。
この時間に井上アナが出たなら、今週の「おは日」は井上アナの番だろう。

 この井上アナだが、ネット上では「目が細い」と話題になっているらしい。
実際にサイゾーウーマンの記事にも取り上げられたほどなのだが、
私が見た限りでは、ネタになるほどの細さではないようにも思えた。
 そもそも、目が細いNHK男性アナは彼の他にもチラホラと存在する。
今はどうか知らないが、かつては薄いグラサンをかけたアナもいた。

 ただし井上アナはオンエアの最中に時々目を見開くような仕草も見せた。
本人も自分の目を気にしているのかもしれないし、眠気をこらえるために
目を時々見開いたのかもしれない。ちなみに声は低めの美声だった。

 台風十八号は、当初予測された進路よりも若干東寄りのコースを取り、
愛知県に上陸して甲信、首都圏を暴風域に巻き込みつつ大暴れ。
 東海道新幹線は始発が動いたものの、一部区間の強風や倒木により
間もなく運転見合わせとなった。山陽新幹線は平常運転だった模様。

 酷かったのは首都圏。「おは日」七時台の段階では「通常の五割から
七割程度の本数で運転」と報じられた線区が多かったが、蓋を開ければ
山手線をはじめ新幹線を含む殆どの線区で軒並み運転見合わせ。
 さらに総武線では小岩−市川間で快速電車二本が強風で立ち往生し、
五千七百人余りの乗客は二時間待たされた挙句に車外へ出された。

 東海道線、横須賀線と並行する京浜急行では、両線の運転見合わせで
京浜間を移動する利用者が殺到、一時はホームに利用者があふれ
運転に支障が出た事から、京急まで運転を見合わせる事態が起きた。
 横須賀線では前日午前、人身事故により朝ラッシュ時のダイヤが乱れ、
並行路線共々混乱が生じたばかり。正に二日続きの災難であった。

 JR東日本管内の運転見合わせは同社発足以来最大規模となった模様で、
首都圏だけで約三百万人の利用者に影響があったという。首都圏以外では
新潟支社管内の路線が始発から軒並み運休となり、台風の通り道となった
仙台、盛岡両支社そして秋田支社管内でも台風接近で順次運休となった。
茨城県内の常磐線に至っては、夜半近くなっても遅れを引き継いでいる。

 その茨城県内では土浦市と龍ヶ崎市で竜巻とみられる突風が起きたという。
茨城県内の突風の前には千葉県九十九里町でも突風が吹き荒れたそうだ。
横須賀では高波が押し寄せ、埼玉県では六十代の男性が犠牲となった。

 このほか東海、関西でも台風による被害が相次ぎ、和歌山県で男性が死亡。
豊橋ではコンテナが強風で吹き飛ばされ、京都では下賀茂神社の桐が折れた。
大阪府豊中市では幼稚園舎の屋根が飛ばされ、他の屋根に突き刺さった。

 JRとりわけ東日本管内の運転見合わせが他私鉄に比べ多かった事について、
ニュース7では、高架線や橋梁、そして谷間を走る路線など、強風の影響を
受けやすい路線が増えた事を指摘していた。さらに2005年12月の羽越線事故で
管内路線の風速計設置個所が三倍に増え、強風規制が一層強化された点も
運転見合わせ増加の一因と報じていた。備えあれば憂いなし、とはいうが、
備えがありすぎて過敏に反応するのも考えもの。しかし事故が起きてからでは遅い。

 ところで夕方五時台のNHKニュースで、突風が発生した土浦市内からの中継の際、
スタジオの小郷アナが事前に、水戸放送局の向井アナに話を聞きます、と前置き。
 そして彼女は、向井さん、と呼びかけたのだが、画面に映し出されたのは
水戸局の向井一弘アナではなく、岡田玄というレポーターだった。その岡田氏は、
向井さんと呼ばれた直後は微妙な表情だったが、すぐに現地レポートを開始した。

 小郷アナは途中で「岡田さん」と呼びかけたが、中継終了後の訂正コメントはなし。
彼女はその他にも原稿を二度読んだり、やたらと噛んでいた。私はそれを聞きつつ、
もう他の人に代わったらどうよ、と思ってしまった。台風報道で動転していたのだろうか。

ちなみにNHKは午後一時台の台風報道を登坂アナが、二時台を横尾アナ担当した。


 

ゴールデン深夜

 テレ朝は先月下旬からほぼ連日、夜七時台以降に特番を並べている。
特に今週は、深夜レギュラー番組の拡大版が連続で放映されている。
一昨日は「お試しかっ!」、昨日は「ぷっ!すま」、そして今夜が「シルシルミシル」。

 私は一昨日の拡大版は見なかったが、昨日と今夜は少しだけ視聴。
ぷっ!すまSPは、番組レギュラーとゲストが栃木県那須及び日光の
穴場スポットを巡りグルメを堪能、という企画だったらしい。

 私は途中から見たので詳しい事は分からないが、特別ゲストは
上地雄輔と辻希美、オードリー、そしてmisono。
上地とmisonoは若林に対抗してか、メガネをかけていた。

 上地は以前も何かの番組にメガネをかけて登場した事があった。
misonoは他のゲストに比べ、あまり目立っていなかったと思う。
そしてmisonoのメガネ顔は、意外というかあまり似合わなかった。

 御一行様が訪れたスポットの一つに、東武ワールドスクウェアがあった。
そこにたどり着く前に、御一行様は「地図に載っていない滝」に行き、
春日が滝に打たれようと滝つぼに接近するも近づけなかった。
 そして御一行様は、天然水を冷した氷から作ったかき氷を御賞味。
紅いシロップは栃木名産のイチゴ「とちおとめ」から作ったという。
若林はかき氷について「食べても頭が痛くならない」と驚いていた。
 
 東武ワールドスクウェアは、私も一度だけ訪れた事がある。
当時はキャイ〜ンがワールドスクウェアのCMキャラを務め、
園内のミニチュアの中にキャイ〜ンの人形が紛れていた。

 東京駅のミニチュアは、なぜか戦災に遭う前の原型で作られていた。
そのドーム型屋根の駅舎に201系のミニチュアが出入りしていた。
 東京駅丸の内口の駅舎は、現在その原型への復元が進行中だが、
いざそれが完成したら、八角屋根を見慣れた目にはドーム型屋根が
奇異に映るかもしれない。周囲のビルと釣り合いが取れるだろうか。

 御一行様の中で、やたらと黄色い声を出しているヤツがいると思ったら、
その声の主は辻だった。むしろmisonoがおとなしかったのが意外だった。
ちなみにナレーターは通常版と同じく伊津野亮。やっぱり騒々しい。

 シルシルミシルは、最近少し見た事があった。この時はサイゼリア特集で、
サイゼリアで使われる野菜はオーストラリアの自社農場で栽培されている、
といった豆知識が披露され、出演者たちが大袈裟に感嘆していたのであった。

 私は今夜の特番も途中から少し見ただけだが、ちょうど明治製菓特集の最中。
明治製菓の設立が「大正時代」である事や、カルミンやミルクチョコレートが
大正後期から発売されていた事などが紹介され、出演者たちは驚くばかり。
サイコロキャラメルの発売開始が銀座線開業と同じ1927年とは意外だった。
 
 戦後に発売された菓子が紹介されると、出演者たちは見覚えのある菓子に
歓声を上げていた。マーブルチョコは1961年から発売を開始したとの事。
 1970年代に入ってからのラインアップは、それこそお馴染の菓子が多く、
カール、きのこの山、そしてグミといった定番は今なお愛されている。

 ちなみに明治製菓で一番売り上げが多いのはアーモンドチョコだそうである。
これは1963年から発売されており、一年間で百億円の売り上げがあるという。
 しかし私としては、アーモンドチョコはロッテやグリコが好みなのである。
明治のものは甘さが強すぎ、コクや香ばしさが少し物足りない気がする。

 カールには「隠れキャラ」として、カールおじさんの頭の形に成形されたもの、
そしてカエルのケロ太郎の頭の形に成形されたものが紛れ込んでいるらしい。
 安田大サーカスのヒロ君たちが実際にカールを食べ、八十八袋目にして
その隠れキャラを両方とも発見したという。さすがのヒロ君もウンザリしていた。

 シルシルミシルには三人のナレーターが存在する。メインの男性ナレーターは
バカリズムの升野英知という芸人。バカリズムは元々お笑いコンビだったが、
今は升野だけがピンで活動している模様。相方の松下は既に引退したらしい。
バカリズムのナレーションは、森本毅郎の声を若返らせ低くしたような感じだ。

 女性ナレーターは二人存在。一人はテレ朝の大木優紀アナだが、
彼女のナレーションは小日向しえのそれに少し似ている気がする。
もう一人は宇和川恵美という声優で、こちらはCM入り前に声を出す。

くりぃむしちゅーは、シルシルミシルでゴールデン復帰を目指すのか。

元祖ヘソ出し

 今夜のNHK歌コンは「絶唱・別れても募る思い」がテーマ。
とかく何事にも未練がましい私には、洒落にならない。

 今夜の一番手は橋幸夫。歌は四十年以上前のヒット曲「霧氷」。
私はその昔、親からこんな話を聞いた。祖父が健在だった頃、
まだ幼かった私は、祖父の前で「霧氷」を歌ったのだという。
 もちろん私は、そんな事など覚えていない。親から聞いた話では、
私はなぜか半泣きで「霧氷」を歌っていたという。なぜ泣いたのか、
親にも分からなかったらしいが、祖父はそんな私を見て笑ったという。

 当時の私は歌の意味など分からなかっただろう。意味の分からない歌を
泣きながら歌う私は、当時何を考えていたのだろうか。泣いた理由は何か。
 歌詞の意味は分からないが、メロディに泣けたのか。そんな事もなかろう。
親によれば当時の私は、城卓也の「骨まで愛して」も時々歌っていたらしい。

 しかし今夜の私は「霧氷」を聴いても涙は出なかった。
橋幸夫は歌声が殆ど変わらない、と感じただけだった。

 二番手は森進一。「命かれても」はあまり聴いたことのない歌だった。
二番の途中に、今度こそと命をかけて愛したけれど叶わなかった、
という意味の歌詞があり、これが森の私生活を暗示しているように聞こえた。
 そして二番の最後には、死ぬまで愛してほしかった、という歌詞。
先日この世を去った大原麗子も、森にそんな気持ちを抱いたのだろうか。

 田川寿美の「女人高野」は五木寛之の作詞である。歌全体のイメージは
何となく坂本冬美の「夜桜お七」と似ているように思う。ちなみに田川は
1995年に「夜桜お七」をカバーしたらしい。田川も和歌山県出身である。
 Wiki「田川寿美」によると「女人高野」は2002年にリリースされた曲で、
彼女は当時エレキギターを弾きつつ歌ったらしいが、今夜はエレキなし。

私は高野山巡りはともかく、南海高野線には一度乗りたいと思っている。

 あさみちゆきは、田川と対照的にドレスを着て「すずめの涙」を披露。
家人はこれを聴き、この歌はテレサ・テンが歌っていたんじゃねえか、
と口走ったが、私は違うと思った。この歌は「昭和62年のヒット曲」と
紹介されたが、テレサはこの頃「別れの予感」を歌っていたはず。

 歌がサビにかかって、私は思い出した。これは桂銀淑が歌っていた、と。
テレサとは大違いだ。家人にそれを伝えると、覚えてねえな、と返された。
しかし家人は、桂銀淑が芸能界を「事実上」追放された事は知っていた。

 Wikiにも記述されているが、桂銀淑は今世紀に入り離婚、借金苦などの
トラブルに見舞われ、メディアへの露出が激減。一時は裁判を起こされ
体調も崩したらしいが、借金問題はその後解決、そして体調も持ち直し
一昨年辺りから再始動かと思われた矢先、クスリで捕まってしまった。
 
 かつての紅白常連も落ちぶれる時はあっけない。しかも彼女はクスリに溺れた。
何年か前までは、飲み屋に行くとママや先客が桂銀淑の歌を熱唱していた。
今は飲み屋に行く機会が減った事もあるが、桂銀淑の歌をあまり聞かなくなった。
私は桂銀淑をあまり好きではなかったが、歌を聞かないと少し物足りない。

 山川豊は「アメリカ橋」を歌ったが、私にとって「アメリカ橋」といえば狩人である。
無論山川の「アメリカ橋」は、狩人のそれとは違う。狩人の歌は物悲しかったが、
山川の歌は切なさをあまり感じさせない。歌詞だけ追えば切ないはずなのだが。

 島津亜矢は羽織袴で、三波春夫の名作「元禄名槍譜 俵星玄蕃」に挑戦。
これは赤穂忠臣蔵を題材にしたもので、時期的には少し早いが気にしない。
 島津は唸るような歌い方が特徴だが、中盤の語りの場面は少し早口だった。
家人は島津の口上を、早口で何を言っているか分からねえ、と辛口の採点。

 私は以前、三波春夫自身による「俵星玄蕃」を一度テレビで見た事があった。
彼はその当時すでに病が進行し、もはや立つ事さえ辛かったと推察されるが、
それでも長丁場を演じきったのであった。島津が演じたのは若干短縮されていた。

 そして「時代の歌こころの歌」は山本リンダ様登場。歌は「どうにもとまらない」。
リリースは1972年。小田切アナは、この年を「高度成長期真っ只中」と表現し、
株価上昇を伝えるニュースの見出しにまで「どうにもとまらない」のフレーズが
使われたエピソードを紹介した。今なら「景気下降がどうにもとまらない」か。

 リンダ様は1967年の「こまっちゃうナ」大ヒットの後はしばらくヒット曲が出ず、
何とか「オトナの歌手」にならなければ、と思っていたところに「どうにも〜」が
持ち込まれ、起死回生を狙うべく大胆な衣装とアクションを取り入れたという。
 番組にはシングル発売当時のジャケット写真も紹介されたが、リンダ様は
赤い上着に黒いパンタロンという服装。そして上着は短く腰が丸見えだった。

 「どうにも〜」のファッションは、リンダ様がかねてから真似たいと思っていた
ある外人タレントを参考にしたらしい。そしてサンバのような情熱を前面に、
との意図を込めて「赤と黒」という服装、さらには「ヘソ出し」に行きついたという。
「どうにも〜」のヒットにより、芸能界では以後「ヘソ出し解禁」となったとか。

 今夜のリンダ様は「ヘソ出し」こそなかったものの、ミニスカート姿で登場。
下半身の薄緑はパンツかと思ったら、膝まであるようなロングブーツだった。
バックで踊る男ダンサーたちの振り付けはパパイヤ鈴木が担当したらしい。

 後半は橋幸夫、森進一らの新曲が披露されたが、私は橋の「母を恋うる歌」を
聴いたほかは中座。今夜のクライマックスは、間違いなくリンダ様だった。

"自称"紛争屋

 今朝のNHK「課外授業」に登場した伊勢崎賢治氏は、東京外国語大教授という
職を持つ傍ら、国連等の要請により海外の紛争発生地域へ赴き、当事者らの
武装解除にあたるという、非常に危険で困難な仕事に携わっているという。

 伊勢崎氏は東京都立川市出身。彼が課外授業に訪れたのは立川市立第九小。
同校は米軍立川基地の騒音対策として教室の窓を二重化しており、立川基地が
撤収した現在でも、基地のあった当時の名残として二重窓が現存している。
伊勢崎氏が第九小に通っていた当時は、まだ立川基地が稼働中だったらしい。

 伊勢崎氏は「授業」を受ける六年生に対し、第二次世界大戦終了後もなお
世界各地で争い事が起き、そのために人の命が奪われている現実を説明。
 テレビでは氏が実際に紛争発生地へ出向き、紛争終了に伴う武装解除に
従事している様子をVTRで紹介したが、現地で戦ってきた兵士の中には、
武装化の正当性を訴え武装解除に応じようとしない者も少なくないようだ。

 伊勢崎氏は「授業」の中で、自分たちを紛争寸前の国々の当事者と仮定し、
隣国が理不尽な行為に及んだ場合の対応について議論させる、という
一種のシミュレーションを用いた。児童たちにも状況が分かりやすいよう、
地元立川の地理を活用し、伊勢崎国と児童たちの国の仮想国家を設定。

 問題はまず、平和国(児童たちが命名)が「国内」を流れる玉川上水の
水門を狭めたことから始まった。水門を狭めた理由は水不足のためだが、
上水の下流に位置する隣国の伊勢崎国にとって上水の制限は死活問題。
そこで伊勢崎国は、平和国と東京国とを結ぶ五日市街道の自国通過部を
突然封鎖した。五日市街道の封鎖は平和国にとって大打撃となる。
五日市国内では、大統領(に選ばれた児童)の下で「議会」が議論開始。

 五日市国の「議会」では、武装すべきか否かで議員が真っ向から対立。
当初は武装化賛成派五人に対し、武装化反対派は二十四人であった。
 五日市国議会は大統領をのぞき二十九人で構成され、議決は多数決で、
三分の二以上の票を以て可決される。この時点では反対派が絶対多数。

 しかしその後、状況は一変する。伊勢崎国は国内の水不足が深刻となり、
平和国も五日市街道封鎖で国内の活動が停滞気味。そこで平和国では、
伊勢崎国へ交渉団を派遣したが、そのメンバーが伊勢崎国側に拉致された。
 平和国では武装化賛成派が急増し、議会は十六対十三で賛成派多数に。
賛成派があと四人増えれば三分の二の勢力となり、武装化が可決される。

 武装化賛成派は、伊勢崎国のたび重なる理不尽な行為に怒りが爆発し、
こちらが武力を持たなければ自国民が危ない、と国の危機を訴えた。
 ここで伊勢崎氏は趣向を変え、賛成派と反対派それぞれに課題を与えた。
その課題とは、賛成派と反対派全員がキャッチフレーズを作ること。
 
 武装化賛成派は、戦わないと殺される、といった好戦的な言葉が飛び出した。
一方の武装化反対派は、愛や命の大切さを前面に出した作品が目立った。
 そして反対派の一人が作った「人を殺していいのか」という趣旨の作品に、
賛成派の一人が心を動かされたのか、反対派へと転向。そして最終決議。

 結果は武装化賛成派十五票、武装化反対派十四票で、武装化は否決。
伊勢崎氏はこの結果に、多数派が必ずしも正義とは言えない、と補足。
 命が大切だからこそ武器は持たない、という良心的意見が正しいとしても、
それが多数決で否定されることもある。とかく数がモノを言う世の中では、
少数意見を貫くのは難しい。みんなは少数意見を排除しないでほしい、と。

 そして今度は、伊勢崎氏が「伊勢崎国大統領」の立場で自国の行為を説明。
伊勢崎国が街道封鎖に及んだのは、平和国が上水の水量を減らしたから。
 そして伊勢崎国側は、平和国の交渉団に自国の惨状を見てもらおうと、
交渉団を連れ出したのであり決して「拉致」したわけではなかった、と。

 伊勢崎「大統領」の説明に、平和国の「議員」たちも少し納得したようである。
そして伊勢崎氏は、まず相手と話し合うこと、相手の意見に耳を傾けること、
それが紛争をなくすことの第一歩である、と「後輩」たちに説いたのであった。

 少数意見の尊重が大切だというなら、政府は八ッ場ダム建設推進派の意見も
心して尊重すべきであろう。公約を盾に建設推進派を排除するのが正しいのか。
 話し合いと相互理解が大切とはいえ、海の向こうの半島にある独裁国家は
他国との話し合いに誠意を持って応じるのか。その国の窮状には同情しても、
それとは無関係の他国市民を連れさらう行為は到底容認できるものではない。

 そして今回、武力を否定し命の大切さを訴えた児童たちの何人が、
その気持ちを後年まで持ち続けることが出来るだろうか。
 伊勢崎氏は、児童たちが議論の中で武装化容認に傾くさまを見て、
こうして軍国少年が作られるんだな、と半ば驚嘆していたのである。

 平和を希求する少年少女たちも、何がきっかけで転向するか分からない。
この世の中には、田母神某のようなアジテーターが少なからず存在する。

Appendix

カウンター(2008.8.28-)

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プロフィール

ソマツ

  • Author:ソマツ
  • ※管理人紹介

     女性の足と履物が好きという、一寸風変わりな男です。
    人生いろいろ、フェチもいろいろ。


    ※管理人Q&A

    Q1.ソマツの「足(靴)フェチ」歴は
     何年ぐらい?
    A1.恐らく物心ついた時からなので
     少なくともン十年以上かと。

    Q2.「足(靴)フェチ」とは何か?
    A2.簡単に言うと「男が女の足や
     靴に性的興奮を覚える」事。
     詳しい事は検索などで確認を。

    Q3.女の人の足や靴のどこに
     魅力を感じるのか?
    Q3.嗜好は人それぞれだが、
     私は脚線や爪先に惹かれる。
     靴は履き潰され傷んだものが
     好きだが形や素材にこだわる。

    Q4.自分の「足(靴)フェチ」を誰か
     にカミングアウトしたことある?
    A4.ネット上では既に公表済み。
     リアルでもごく一部の人にだけ
     告白したことがある。

    Q5.「足(靴)フェチ」になった
     きっかけは何か?
    A5.分からない。気が付いた時は
     女性の靴が好きだった、と。
     私の前世は犬かもしれない。

    Q6.ソマツが女性に縁がないのは
     「足(靴)フェチ」が原因か?
    A6.それはあると思う。

    Q7.もし「足(靴)フェチやめますか
     それとも人間やめますか」と
     聞かれたらどう答える?
    A7.ノーコメント。

    Q8.「足(靴)フェチ」は悪いことか?
    A8.決して良いことではないけれど
     世間に迷惑をかけない範囲内で
     楽しむならば悪くないと思う。
     でも若干の後ろめたさはある。



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